エルダー兄弟

エルダー兄弟 (1965年の映画)

『エルダー兄弟』（原題：The Sons of Katie Elder）は、1965年に公開されたアメリカの西部劇映画です。監督はヘンリー・ハサウェイ、主演はジョン・ウェインとディーン・マーティンが務めました。

ジョン・ウェインにとっては、肺がん手術からの復帰後初の映画出演作となり、また、ウェインとディーン・マーティンは、ハワード・ホークス監督の『リオ・ブラボー』(1959)以来の共演となりました。2005年には、『フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い|フォー・ブラザーズ_狼たちの誓い』としてリメイクされています。

あらすじ

物語は、エルダー家の4人兄弟、ジョン、トム、マット、バドが、母親の葬儀のために故郷であるテキサス州クリアウォーターの町に帰ってくるところから始まります。しかし、彼らを待ち受けていたのは、母親の死だけではありませんでした。父親もまた、何者かに背後から撃たれて亡くなっており、両親が経営していた牧場も、すでにモーガン・ヘイスティングスという銃器製造業者の所有地となっていたのです。

兄弟たちは、父親の死の真相を究明しようと動き出します。町の有力者であるヘイスティングスは、エルダー兄弟の復讐を恐れ、外部から雇った殺し屋カーリーに兄弟たちを挑発させ、排除しようと企みます。さらに、ジョンと親交のあった保安官ビリーが殺害される事件が発生し、その罪まで４兄弟に着せられ、ジョンは副保安官ベンの手によって投獄されてしまいます。

護送中、兄弟たちは襲撃を受け、激しい銃撃戦の末、三男のマットが命を落とし、末っ子のバドも重傷を負います。トムは、ヘイスティングスの息子を人質にとり、弁護士ハリーの前でヘイスティングスにすべての事実を自白させますが、その直後、背後からの銃弾に倒れます。

ジョンは単身、ヘイスティングスの元へ乗り込み、ついに最終決着をつけるべく、戦いを挑みます。

キャスト

ジョン・エルダー: ジョン・ウェイン
トム・エルダー: ディーン・マーティン
マット・エルダー: アール・ホリマン
バド・エルダー: マイケル・アンサラ
モーガン・ヘイスティングス: ジェームズ・グレゴリー
カーリー: ジョージ・ケネディ

外部リンク

エルダー兄弟 - allcinema
エルダー兄弟 - KINENOTE
The Sons of Katie Elder - オールムービー（英語）
The Sons of Katie Elder - IMDb（英語）

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