エルパソ郡 (コロラド州)

エルパソ郡（コロラド州）

エルパソ郡は、アメリカ合衆国コロラド州に位置する郡であり、その歴史は1861年に遡ります。コロラド準州議会によって最初に設立された17郡の一つで、郡庁所在地はコロラドスプリングスです。2020年の国勢調査では、人口は73万人を超え、コロラド州内でも人口の多い郡の一つとなっています。

歴史

エルパソ郡は、1861年11月1日にコロラド準州議会によって設立されました。当初の郡庁所在地はコロラドシティ（現在のコロラドスプリングス市オールド・コロラドシティ地区）に置かれていましたが、1873年にコロラドスプリングスに移転しました。1899年には、西部地域の一部がテラー郡として分割されました。

地理

エルパソ郡は、総面積5,516平方キロメートル（2,130平方マイル）を有します。そのうち、5,507平方キロメートル（2,126平方マイル）が陸地であり、8平方キロメートル（3平方マイル）が水域です。総面積の0.15%が水域となっています。隣接する郡としては、北にエルバート郡、東にリンカーン郡、西にテラー郡、南にプエブロ郡があります。

人口動勢

2000年の国勢調査によると、エルパソ郡には516,929人の住民がいました。世帯数は192,409、家族数は133,916でした。人口密度は94人/平方キロメートル（243人/平方マイル）でした。住宅数は202,428軒で、平均密度は37軒/平方キロメートル（95軒/平方マイル）でした。

人種構成は、白人が81.19%、アフリカン・アメリカンが6.51%、先住民が0.91%、アジア系が2.53%、太平洋諸島系が0.24%、その他の人種が4.70%、混血が3.91%でした。ヒスパニックまたはラテン系は人口の11.3%を占めていました。

年齢構成は、18歳未満が27.6%、18歳から24歳が10.5%、25歳から44歳が32.5%、45歳から64歳が20.7%、65歳以上が8.7%でした。年齢の中央値は33歳でした。女性100人に対して男性は100.9人、18歳以上の女性100人に対して男性は98.8人でした。

世帯ごとの平均収入は46,844ドル、家族ごとの平均収入は53,995ドルでした。男性の平均収入は35,940ドル、女性の平均収入は26,252ドルでした。一人当たりの収入は22,005ドルでした。人口の8.0%、家族の5.7%が貧困線以下で生活しており、18歳未満の10.0%と65歳以上の6.9%が貧困線以下の生活を送っていました。

都市と町

エルパソ郡には、以下のような都市や町があります。

Air Force Academy
Black Forest
Calhan
Cascade-Chipita Park
Cimarron Hills
コロラドスプリングス
Falcon
フォートカーソン
Fountain
Gleneagle
Green Mountain Falls
Manitou Springs
モニュメント
Palmer Lake
Peyton
Ramah
ラッシュ
Security-Widefield
Stratmoor
ウッドムーア
* Yoder

エルパソ郡は、多様な自然と豊かな歴史を持つ地域であり、コロラド州における重要な存在です。アメリカ空軍士官学校やフォートカーソンといった軍事施設があることでも知られています。

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