エル・ファンタズモ

エル・ファンタズモ (El Phantasmo)

エル・ファンタズモは1986年10月24日生まれのカナダ出身のプロレスラーで、本名はライリー・ヴィジェ（Riley Vigier）です。彼はバンクーバーで育ち、2017年からRPW（Revolution Pro Wrestling）、2019年からは新日本プロレスでの活動を本格化させました。

来歴

Extreme Canadian Championship Wrestling（ECCW）時代 (2005年 - 2017年)

ファンタズモは2005年10月、ECCWのハロウィーンヘルイベントでバトルロイヤルに参戦し、プロレスラーとしてのキャリアをスタートしました。2007年にはHaloと組んでタッグチームを結成し、テーブル、ラダー、チェアー形式の試合でModels, Inc.を破り、NWA/ECCWタッグチームチャンピオンシップの1位候補となりました。その後、2013年には初のECCWチャンピオンシップを獲得しました。彼はECCWで成功を収め、その後もタッグチームやシングルマッチでタイトルを獲得し続けました。2017年5月にECCWでの最後の試合を行い、キャリアの新たな道へと進んでいきます。

RPW時代 (2017年 - 現在)

RPWでの初試合は2017年6月4日、デビッド・スター戦です。2018年にはブリティッシュJカップに出場し、見事優勝を果たします。2019年には今度はラダーマッチでRPWブリティッシュクルーザー級王座を獲得し、19代王者となりましたが、2020年2月にはマイケル・オクに敗れ、その王座を失いました。

新日本プロレス (2019年 - 現在)

ファンタズモは2019年に新日本プロレスのBULLET CLUBに加わり、彼の存在感はますます増していきました。5月4日、福岡国際センターの大会で新メンバーとして登場し、その後のタッグマッチではウィル・オスプレイからピンフォールを奪います。BEST OF THE SUPER Jr. 26ではBブロックで素晴らしい戦績を収め、最終的にIWGPジュニアタッグ選手権を持つROPPONGI 3Kに挑む形でタッグチームとしても活躍しています。

2021年にはインパクト・レスリングにも参戦し、さらなる経験を積んでいきますが、2023年初頭にはBULLET CLUBの内紛に巻き込まれ、チームから追放されることになります。その後、G.o.D（ゲリラズ・オブ・デスティニー）として新しいタッグチームを結成し、タッグ王座獲得に向けて邁進します。

得意技

エル・ファンタズモの技術は多彩で、特に「CR II」と呼ばれる必殺技が彼のトレードマークとなっています。この技は相手を持ち上げた後に前方へ叩きつけるもので、試合のクライマックスでのフィニッシュとして頻繁に使用されます。他にも「スピニングネックブリーカードロップ」や「サンダーキス'86」など、観客を魅了する技が多数あります。

タイトル歴

ファンタズモは新日本プロレス、RPW、ECCWを通じて多くのタイトルを獲得しており、その実力は国内外で認知されています。特に新日本プロレスでは、IWGPジュニアタッグ王座やIWGPタッグ王座を複数回制した実績があります。

結論

エル・ファンタズモは現在も活動を継続しており、そのユニークなスタイルと鋭いテクニックで多くのファンから支持されています。今後の彼の活躍に期待が寄せられています。

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