エレメンツ・パート2

『エレメンツ・パート2』は、フィンランドのメロディックパワーメタルバンド、ストラトヴァリウスが2003年に発表した10枚目のスタジオアルバムです。前作『エレメンツ・パート1』からわずか1年足らずでリリースされました。

このアルバムは、バンドのギタリストであり、主要なソングライターであるティモ・トルキの人生観や死生観が色濃く反映された作品として知られています。前作『エレメンツ・パート1』が地球を構成する要素である「火と水」をテーマにしたのに対し、『エレメンツ・パート2』では「土と風」をテーマに、より深遠な世界観を表現しています。

収録曲は、ボーナストラックを除き、すべてティモ・トルキが作詞作曲を手掛けています。日本版ボーナストラックとして収録されている『ライド・ライク・ザ・ウィンド』は、キーボード奏者のイェンス・ヨハンソンが作詞作曲を担当しています。

アルバム全体としては、前作のような壮大でシンフォニックな楽曲は少なく、地味な印象を受けるかもしれません。しかし、その歌詞は生きることへの喜びや感謝にあふれており、非常に前向きなメッセージが込められています。トルキの個人的な感情が反映された、内省的で深みのある作品と言えるでしょう。

収録曲
Alpha & Omega
I Walk to My Own Song
I'm Still Alive
Season of Faith's Perfection
Awaken the Giant
Know the Difference
Luminous
Dreamweaver
Liberty
Ride Like The Wind (日本版ボーナストラック)

オンラインショップ『Stratoshop』限定2枚組ボーナストラック
Alpha & Omega (demo)
Vapaus (demo)
Season of Fate's Protection (demo)
Soul Of A Vagabond (live)
Destiny/Fantasia (live)
Father Time (live)
Hunting High And Low (live)
Paradise (live)

参加ミュージシャン
ティモ・コティペルト - Vocals
ティモ・トルキ - Guitar
ヤリ・カイヌライネン - Bass
イェンス・ヨハンソン - Keyboards
* ヨルグ・マイケル - Drums

『エレメンツ・パート2』は、ストラトヴァリウスの音楽的な多様性と、ティモ・トルキの個人的な感情が融合した、聴きごたえのあるアルバムです。メロディックパワーメタルのファンはもちろん、深みのある歌詞を求める音楽ファンにもおすすめです。

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