エントレ・カンポス駅

エントレカンポス駅の概要

エントレカンポス駅（ポルトガル語: Estação Entrecampos）は、リスボンのアヴェニーダス・ノーヴァス地区にある重要な鉄道駅です。この駅は、ポルトガル鉄道およびリスボンメトロが接続しており、利便性の高い交通ハブとされています。

乗り入れ路線

エントレカンポス駅には、ポルトガル鉄道のリスボン近郊鉄道やフェルタグス路線が運行されています。また、リスボンメトロの黄色線も利用可能で、両者は地下道を通じてエントレカンポス駅とつながっています。これは、駅の利便性を高める大事な要素です。

ポルトガル鉄道

この駅はシントゥラ線の主要な駅であり、2015年の夏ダイヤでは平日昼間に以下のような運行がされています。

• - 高速列車 アルファ・ペンドゥラール：ファロからポルトに向かう列車が1日2本運行。
• - インターシティ：リスボン＝オリエンテとエヴォラ間の列車が1日5本。
• - アザンブジャ線：アザンブジャとアルカンタラ＝テラ間の列車が1時間に2本。
• - シントラ線：オリエンテ駅とシントラ間の列車が1時間に5本、アルバーカとシントラ間が1時間に2本。この他にもフェルタグス社の列車が発着し、様々な都市へのアクセスを提供しています。

リスボンメトロ

リスボンメトロのエントレ・カンポス駅も重要で、2014年の冬ダイヤでは平日昼間に5分50秒から11分40秒の間隔で運行しています。通勤時間帯にはより頻繁な運行が行われており、忙しい時間帯には4分20秒間隔で運行されています。

駅の歴史

エントレカンポス駅は、1888年5月20日にシントゥラ線が開通した際に開業しました。1999年7月にはフェルタグス路線が追加され、この駅はその停車駅となりました。また、リスボンメトロの黄色線も1959年に開業しました。さらに、2023年11月29日には駅に常設ピアノが設置されるという新たな試みが行われました。これは周辺企業が地域貢献の一環として取り組んだものであり、駅利用者に楽しみを提供するものです。

駅の構造

エントレカンポス駅は、ポルトガル鉄道側が高架駅であり、2面4線の島式ホームを持っています。リスボンメトロ側は地下駅であり、相対式ホームを2面に2線持ち、便宜性を考慮した構造となっています。駅には9箇所の出入口と2基のエレベータが設置され、アクセスの良さが特徴です。

駅周辺

駅周辺には多くの施設が充実しており、レプブリカ通りに面したオフィスやスーパーマーケット、さらにはカンポ・ペケーノ闘牛場もあります。また、クリティカル・ソフトウェアやテレパフォーマンス・ポルトガル・シティセンターといった企業が周辺に位置しており、ビジネスマンや観光客にとっても便利な立地となっています。

隣接駅

エントレカンポス駅の左右には、ポルトガル鉄道やリスボンメトロの他の駅があり、スムーズに移動できます。これにより、多種多様な行き先にアクセス可能です。

このように、エントレカンポス駅はリスボンにおける重要な交通の要所であり、地域内外の便利な移動手段を提供しています。

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