エンプ・ヴオリネン

エンプ・ヴオリネン（Emppu Vuorinen、本名エルノ・マッティ・ユハニ・ヴオリネン Erno Matti Juhani Vuorinen、1978年6月24日 - ）は、フィンランド東スオミ州北カルヤラ県キテー出身のギタリスト、作曲家です。彼は特に、シンフォニックメタルバンド、ナイトウィッシュのメンバーとして国際的に知られています。身長は160cm。

エンプ（Emppu）は彼のニックネームであり、本名のエルノ（Erno）はフィンランド人以外には発音しにくいため、普段はニックネームで呼ばれることがほとんどです。

来歴

1996年のナイトウィッシュ結成時からバンドに参加しています。ギターを始めたのは12歳の時で、その後は独学でギターの腕を磨きました。幼少期には柔道の選手としても活躍し、フィンランド国内でチャンピオンになった経験も持っています。

音楽活動においては、一時的にアルタリアにも参加していましたが、ナイトウィッシュの活動とのスケジュール調整が難しく、脱退しました。その他にも、バリラーリ（ラタ・ブランカ）やベト・ヴァスケスといったアーティストとの共演も行っています。2006年には、自身のバンドであるブラザー・ファイアートライブを結成し、現在も活動を続けています。

使用機材

Washburn CS-780s: ギター
ESP EV-1: ギター
Mesa Boogie Dual Rectifiers: アンプ
Marshall JCM 800 4x12: スピーカーキャビネット

エンプ・ヴオリネンのギターチューニングは、通常、全音下げ（D, G, C, F, A, D）に設定されています。楽曲によっては、さらに6弦を全音下げ（DからC）にすることもあります。彼の独特なチューニングは、ナイトウィッシュの楽曲に独特の深みと重厚感を与えています。

ナイトウィッシュにおけるエンプ・ヴオリネンの貢献は非常に大きく、彼のギター演奏と作曲能力は、バンドの音楽的アイデンティティを形成する上で不可欠な要素となっています。彼の才能は、多くのメタルファンやギタリストに影響を与え続けています。

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