エージーピー

株式会社エージーピー（AGP CORPORATION）

株式会社エージーピーは、東京都大田区に本社を構え、主に航空機への動力供給を行っている企業です。国内の主要空港である東京国際空港を含む11の空港でその事業を展開しており、手荷物の運搬器具や空港内外の特殊設備の保守・整備にも携わっています。同社は日本航空及び日本空港ビルデングの持分法適用会社でもあります。

事業の発展

設立当初は東京国際空港において事業を行っておらず、成田国際空港開港以前は主に大阪国際空港、福岡空港、千歳空港で航空機への動力供給を行っていました。東京国際空港での事業は、成田国際空港におけるサービス開始から5年後の1983年に始まります。2022年には新たにバッテリー式のGPU（地上動力供給装置）を開発しました。このGPUの量産は2024年から始まる予定です。

沿革

株式会社エージーピーは、1965年12月に「日本空港動力株式会社」として設立されました。1967年に大阪国際空港での営業を開始し、1968年には福岡空港、1972年1月には千歳空港に進出します。1975年には、那覇総合ビルサービス株式会社（現在の株式会社エージーピー沖縄）を設立し、1978年からは成田国際空港での動力供給も開始しました。1983年には東京国際空港でも営業が開始され、それ以降も関西国際空港（1994年）、広島空港（2003年）、神戸空港（2006年）など様々な空港でサービスを展開していきます。

新千歳空港における営業を1992年に開始し、2000年には商号を現在の「株式会社エージーピー」に変更し、さらに2001年には株式をJASDAQに上場しました。2020年には日本空港ビルデングが同社の全株式を取得し、持分法適用会社となりました。2025年には東京証券取引所スタンダード市場からの上場廃止が予定されています。

事業所と関連会社

本社は東京都大田区羽田空港内に位置し、他にも全国各地に支店を設けています。具体的には、千歳空港支店（北海道）、成田支社（千葉県）、羽田支社（東京都）、中部空港支店（愛知県）、関西支社（大阪府）、大阪空港支店（大阪府）、神戸空港出張所（兵庫県）、広島空港出張所（広島県）、福岡空港支店（福岡県）、沖縄空港支店（沖縄県）があります。

過去には長崎空港、熊本空港、鹿児島空港でも業務を行っていましたが、現在は撤退しています。関連会社には、株式会社エージーピー沖縄があります。

最後に

株式会社エージーピーは、航空機の地上サービスにおいて重要な役割を担っており、今後も航空業界の発展に貢献し続けることが期待されています。

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