エーツー

株式会社エーツーの概要

株式会社エーツーは、静岡市駿河区に本社を構える総合ホビーショップ及び書店を運営する企業です。1990年代から事業を拡大し、リサイクルショップとして知られる古書店「太田書店」や、1998年にインターネット通販を中心に設立された「有限会社ジーエックス」が合併して今の形となりました。

同社は「駿河屋」というホビーショップ、ゲームを中心にした「エーツー」、書籍を扱う「ブックマーケット」のブランドを展開しており、インターネット販売サイト「駿河屋.jp」も運営しています。2022年8月時点で、これらブランドの直営店は37店舗、フランチャイズ店は82店舗にのぼります。また、2016年からは清水エスパルスのクラブスポンサーとしても活動しています。さらに、「リサイクル通信 - 中古売上ランキング2021」では、総合部門で全国7位、ホビー部門とインターネット通販部門で全国1位を達成しました。

沿革

エーツーの前身である「有限会社ジーエックス」は1998年に設立され、翌年にはインターネット通販サイト「駿河屋.jp」を開始しました。この通販サイトは徐々に人気を博し、ゲームショップの運営も始めました。その後、2002年に会社が法人化され、太田書店の完全子会社となったのを機に、株式会社エーツーに改称しました。

2005年にはジーエックスと合併し、新体制としてさらなる事業拡大が図られました。古書店の枠を超えたさまざまな商品を取り扱い、ホビー関連商品を強化して顧客のニーズに応えてきました。

2006年には、仙台にある株式会社エコアを子会社化し、2011年にはファミコンショップ桃太郎の事業も取得しました。これにより、老舗のレトロゲーム販売の分野にも進出しました。2015年には初めての実店舗を開店し、その後も新宿店や札幌店などを相次いで出店しました。

同年にはスマートフォン向けのアプリもリリースし、より多くのユーザー層にアプローチしています。特に2021年には模型メーカー京商の全株式を取得し、完全子会社としてアのビジネスを拡充しました。

事業展開

同社のインターネット通販サービス「駿河屋」は、今や多くのファンに支持されるブランドとなりました。直営店の拡大を続けながら、地域に根ざしたサービスを提供しています。2022年5月には山口県に初進出、続いて7月には東京・多摩地域にも店舗を設けるなど、全国的にその存在感を高めています。

最新の動きとして、2023年には台湾への進出が決まり、その後も店舗展開を続けている様子が伺えます。エーツーは今後も新しい市場に挑戦し続け、多様な商品とサービスを提供することで、ホビーや書籍の新たな楽しみ方を提供し続けることが期待されます。

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