オオサカガーデンシティ

オオサカガーデンシティとは

オオサカガーデンシティは、大阪市北区梅田に位置する、旧梅田貨物駅南ホーム（西梅田貨物駅）跡地を中心とした再開発地区です。JR大阪駅の南西に広がり、広大な敷地には高層ビル群が立ち並びます。この地区は、国鉄分割民営化に伴い、日本国有鉄道清算事業団、阪神電気鉄道、雪印乳業などが共同で開発を手掛けました。オフィスビル、商業施設、ホテル、専門学校などが集積し、西梅田地区の主要な構成要素となっています。

特徴

オオサカガーデンシティの最大の特徴は、各ビルが地下歩行者道路『ガーデンアベニュー』で連結されていることです。これにより、天候に左右されず、快適に地区内を移動できます。また、地下鉄駅に直結しているため、公共交通機関からのアクセスも非常に便利です。

主要施設

オオサカガーデンシティには、以下のような多様な施設があります。

ハービスOSAKA（梅田阪神第1ビルディング）: 高級ブランド店やレストランが集まる商業施設。
ザ・リッツ・カールトン大阪: 世界的に有名な高級ホテル。
ハービスENT（梅田阪神第2ビルディング）: 劇場や映画館など、エンターテイメント施設が集まる。
ヒルトンプラザ ウエスト（第二吉本ビルディング）: ショッピングやレストランが楽しめる複合施設。
ブリーゼタワー: オフィス、商業施設、劇場が入る高層ビル。
大阪モード学園: ファッション専門学校。
ホテルモントレ大阪: スタイリッシュなホテル。
毎日新聞ビル: 毎日新聞大阪本社などが入るビル。

その他、日本ハム本社、バイエル薬品日本法人本社、全日本空輸（ANA）大阪支店、フジテレビ関西支社、大和ハウス工業本社など、多くの企業の本社や支社も拠点を構えています。

沿革

オオサカガーデンシティの開発は、1979年に国鉄総裁が大阪市長に西梅田貨物駅跡地の利用計画策定を要請したことから始まりました。

1982年11月：梅田貨物駅南コンテナホームが使用停止。
1987年8月：西梅田地区開発協議会が発足。
1992年1月：西梅田地区の愛称が『Osaka Garden City』に決定。
1997年3月：西梅田地下歩行者道路『ガーデンアベニュー』が開通、ハービスOSAKA竣工。
2008年7月：ブリーゼタワー竣工。

その後、段階的に施設が開業し、現在のような大規模な複合都市が形成されました。

関連事項

梅田: オオサカガーデンシティが位置する大阪市北区の主要エリア。
久万俊二郎: オオサカガーデンシティ開発当時の阪神電鉄社長で、阪神タイガースのオーナーでもありました。
さいたま新都心: 同様に国鉄清算事業団が関わった再開発事例の一つ。
タカシマヤタイムズスクエア: 同じく国鉄清算事業団の関連会社が開発を手掛けた商業施設。
アイガーデンエア: JR貨物が再開発した旧飯田町駅跡地。
* デ・ラ・ファンタジア・ささしまライブ駅: 旧笹島駅周辺の再開発により設置された駅。


オオサカガーデンシティは、大阪の経済と文化を支える重要な拠点として、これからも発展を続けるでしょう。

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