オズ・キッズ

オズの魔法使い、新たな冒険の幕開け！『オズ・キッズ』の世界

1995年10月7日から1996年3月30日にかけて、TBS系列で放送されたテレビアニメ『オズ・キッズ』。土曜の夕方を彩った本作は、あの名作『オズの魔法使い』に登場するキャラクターたちの子供たちを主人公に、オズの国を舞台にした新たな冒険物語を展開しました。アメリカ制作のアニメーション作品で、日本では土曜17時30分から18時、北海道放送（HBC）では1日遅れの放送でした。

個性豊かなキャラクターたちが織りなす物語

主人公は、ドロシーの娘である8歳の少女ドット。彼女は弟のネディ、そして様々なキャラクターたちと共に、オズの国で様々な出来事を体験していきます。

主要キャラクターたち

ドット（日髙のり子→池本小百合（23話～））： ドロシーの娘。好奇心旺盛で勇敢な8歳の女の子。物語の中心人物です。
ネディ（矢島晶子）： ドットの5歳の弟。いたずら好きで、時としてトラブルメーカーになることも。
カカシボーイ（渡辺美佐）： かかし男の息子。天才的な頭脳の持ち主で、どんな難しい問題も難なく解決します。
ブリキボーイ（喜田あゆみ）： ブリキ男の息子。器用な手で、様々なものを作り出します。
ベラ（かないみか）： ライオンの女の子。ポリスの双子の姉で、気が強い性格です。
ボリス（川田妙子）： ベラの双子の弟。気弱で恥ずかしがり屋な性格をしています。
ジャック（岩坪理江）： カボチャの少年。臆病な性格ですが、仲間思いな一面も持ち合わせています。
フランク（亀井芳子）： パソコンが得意な天才少年。オズの世界にIT技術を持ち込みます。
アンドリア（小林優子）： 魔法使いの娘。いたずら好きで、時として物語に波乱を巻き起こします。
トト・2： トトの子孫。いたずら好きな犬です。
リック（藤本譲）： ニューヨークでホームレスをしていた男性。ネディに誘われ、オズの国で生活を始めます。船乗りの弟がいます。
オットー（鈴木みえ）： オズの国でドットたちに嫌がらせをする少年。魔法のベルトを所有しています。
モンビ（片岡富枝）： 邪悪な魔女。魔法のベルトを使って、オズの国を支配しようと企みます。
Dr.オズ（村越伊知郎）： オズの国に関わる重要な人物です。


これらのキャラクターたちが織りなす物語は、友情、冒険、そして成長といったテーマを軸に展開。子供たちの視点を通して描かれるオズの国は、新たな魅力に溢れています。

アニメーション制作とスタッフ

アニメーション制作はアメリカのハイペリオン・エンタテイメントが担当。個性豊かなキャラクターデザインと、色彩豊かなオズの世界観を見事に表現した作品となっています。

『オズ・キッズ』は、オリジナルストーリーでありながら、『オズの魔法使い』の世界観をしっかりと受け継いでいます。懐かしいキャラクターたちの面影を感じつつ、新しい冒険を楽しめる作品として、多くの子供たちから支持を集めました。 それぞれのキャラクターの個性や背景、そして彼らが織りなす物語の奥深さ、そして、当時を知る世代の懐かしさを感じさせる作品として、今なお語り継がれる魅力にあふれています。

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