オッズパーク杯ガールズグランプリ

オッズパーク杯ガールズグランプリの概要

オッズパーク杯ガールズグランプリは、女子競輪の頂点を決定する特別競走であり、毎年12月29日に行われます。このレースは、その年の優れた成績を収めた選手7名が一発勝負で競い合う形式で、競輪の活性化を目的に2012年からスタートしました。最初の開催は2012年の12月28日に京王閣競輪場で行われ、その後毎年のKEIRINグランプリシリーズの一環として位置付けられています。

開催の歴史とシステム

ガールズグランプリは当初、開催日が12月28日でしたが、2022年からはヤンググランプリとの日程を入れ替える形で12月29日に実施されています。選手たちは、ガールズケイリン公式スポンサーであるウエイブワン製作のオリジナルユニフォームを着用し、デザインは年ごとに変わります。

レースの正式名称は「（オッズパーク杯）ガールズグランプリ●●年」となり、第2回（2013年）のみ特別に「JFN杯ガールズグランプリ2013」と名付けられました。以降は、オッズ・パーク社の協賛によって「オッズパーク杯」として開催されています。

賞金と副賞

優勝者への賞金は年々増加し、第1回は500万円ですが、第12回（2023年）には1330万円に達しました。また、副賞として提供されるオッズ・パーク社の協賛によるレクサス・UX250h version Lも人気です。近年では、レースの出場選手が着順に応じた賞金を獲得することも重要です。

出場選手の選抜と車番決定

出場選手の選出は、主にGI大会の優勝者や世界選手権またはオリンピックの金メダリストが基準となります。出走除外の規定もあり、厳正な選考が行われています。補欠選手が選出される場合も、正選手選抜の基準に基づいて判断されます。

選手の車番は、選考順位に応じて与えられ、各選手はその順位に基づいて番号を持ちます。トライアルレースが実施される年には、特別な選考基準が設けられることもあります。

メディアと実況中継

レースはテレビやインターネット、ラジオなどさまざまなメディアで中継され、多くのファンに親しまれています。BS日テレやABEMA、さらには日本テレビなどで放送され、観客は新たな視点でレースを楽しむことができます。

エピソードと記録

選手にとって顕著な記録やエピソードも数多く存在します。初出場から初優勝を果たした選手や、デビューからの最短出場記録を持つ選手などが注目を集めています。第11回では、初出場ながら優勝を果たした柳原真緒選手の活躍が話題となり、競走の展望を広げました。

今後の予定

2024年12月29日には第13回オッズパーク杯ガールズグランプリが静岡競輪場で開催される予定です。各年のレースの成功を受け、今後もさらに発展が期待されています。

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