オッド・マルティンセン

オッド・マルティンセン（Odd-Willy Martinsen、1942年12月20日 - ）は、ノルウェー、ブスケルー県ドランメン出身の元クロスカントリースキー選手です。1960年代から1970年代にかけて国際舞台で活躍し、数々の輝かしい成績を残しました。現役引退後は競技役員として後進の育成に尽力しました。

競技成績

マルティンセンは、クロスカントリースキー選手として以下の主要な大会でメダルを獲得しています。

1966年ノルディックスキー世界選手権：15km銅メダル、リレー金メダル
1968年グルノーブルオリンピック：30km銀メダル、リレー金メダル
1970年ノルディックスキー世界選手権：15km銀メダル、30km銅メダル
1974年ノルディックスキー世界選手権：リレー銅メダル
1976年インスブルックオリンピック：リレー銀メダル

これらの輝かしい成績の中でも、1968年のグルノーブルオリンピックでの30km銀メダルとリレー金メダルは、彼のキャリアにおけるハイライトと言えるでしょう。

また、マルティンセンは1968年のホルメンコーレンスキー大会15kmで優勝しています。この実績が評価され、1969年にはクロスカントリースキーヤーにとって名誉あるホルメンコーレン・メダルを受章しました。さらに、2001年には娘のベンテ・スカリも同メダルを受章し、史上初の父娘での受賞という快挙を達成しました。

国内選手権においても、マルティンセンは以下のタイトルを獲得しています。

ノルウェー選手権15km：2回（1966年、1970年）
ノルウェー選手権30km：2回（1969年、1971年）
ノルウェー選手権リレー：6回（1970年、1972年、1973年、1974年、1975年、1978年）

競技役員としての活動

現役引退後、マルティンセンは競技役員としてスキー界に貢献しました。1986年からは国際スキー連盟（FIS）のクロスカントリースキー委員長を務め、1994年リレハンメルオリンピックではクロスカントリースキー競技委員長として大会運営に携わりました。

家族

娘のベンテ・マルティンセン（後のベンテ・スカリ）もクロスカントリースキー選手として活躍し、オリンピックでメダルを獲得しています。親子二代でオリンピックメダリストという偉業を成し遂げました。

外部リンク

Odd Martinsen - 国際スキー連盟のプロフィール （英語）
ホルメンコーレン大会優勝者一覧（PDF） （ノルウェー語）
ホルメンコーレンメダル受賞者一覧（PDF）（ノルウェー語）
オッド・マルティンセン - Olympedia（英語）
* Lillehammer 1994 Book 4 results - cross country skiing section

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