オテレ・ブラック

オテレ・ブラック

ニュージーランド出身のプロフェッショナルラグビーユニオン選手、オテレ・ブラック氏（Otere Black、1995年5月4日生まれ）は、母国での輝かしいキャリアを経て、現在は日本のラグビー界でその才能を発揮しています。パーマストンノースで育った彼は、主にスタンドオフ（SO）としてゲームメイクを担いますが、センター（CTB）やフルバック（FB）でもプレー可能なユーティリティ性を持ち合わせています。身長185cm、体重86kgというアスリート体型で、試合中に求められる様々な役割に対応できる能力を備えています。

ブラック選手のキャリアは、ニュージーランド国内の地方代表チームで始まりました。マナワツを経て、スーパーラグビーの舞台へステップアップ。まずハリケーンズでプレーし、その後、オークランドを拠点とする強豪チーム、ブルーズに移籍しました。ブルーズでは中心選手の一人として活躍し、チームの勝利に貢献しました。また、ベイ・オブ・プレンティでもプレー経験があります。

彼の才能は、国内リーグやスーパーラグビーに留まらず、国際舞台でも認められています。将来を嘱望される若手として、U20ニュージーランド代表に選出され、世界の同世代と競い合いました。さらに、ニュージーランドラグビー界において特別な位置づけを持つマオリ・オールブラックスにも選ばれています。これは、マオリの血を引く優れた選手だけが選ばれる名誉あるチームであり、ここでのプレーは彼の実力とリーダーシップを示す証と言えるでしょう。

2021年、ブラック選手は新たな挑戦の場として日本を選びました。NTTコミュニケーションズシャイニングアークス（当時）に加入し、日本のラグビーファンにそのプレーを披露することになります。そして、2022年1月8日に行われたジャパンラグビーリーグワンの記念すべき第1節、コベルコ神戸スティーラーズとの試合に先発メンバーとして出場し、日本国内での公式戦デビューを飾りました。この試合は、新しいリーグの幕開けを告げる重要な一戦であり、彼にとっても日本でのキャリアにおける大きな一歩となりました。

翌2022年7月、所属チームであるNTTコミュニケーションズの組織再編に伴い、新設された浦安D-Rocksの選手スコッドに加わりました。浦安D-Rocksにおいても、彼はチームの司令塔として、あるいは状況に応じたポジションでチームを牽引する重要な役割を担っています。経験豊富な彼は、若い選手たちにも影響を与え、チーム全体のレベルアップに貢献しています。

スタンドオフとしては、正確なキックとパスでアタックを組織し、チームにリズムをもたらします。センターやフルバックとしてプレーする際には、突破力やカバレッジ能力を発揮するなど、その多才さがチームにとって大きな強みとなっています。ニュージーランドで培われた高いスキルとゲーム理解度は、日本のリーグワンにおいても大きなアドバンテージとなっています。

オテレ・ブラック選手は、その卓越したラグビースキルと経験を通じて、浦安D-Rocksの躍進に貢献しています。彼の今後の活躍は、チームの成績だけでなく、日本のラグビーリーグ全体の盛り上がりにとっても注目されています。日本でのキャリアをさらに積み重ね、ファンを魅了するプレーを見せてくれることでしょう。

彼の最新情報や活動については、浦安D-Rocksの選手紹介ページや、自身のソーシャルメディアアカウント（X, Instagram）などを通じて確認することができます。

浦安D-Rocks 選手紹介 オテレ・ブラック
オテレ・ブラック公式Xアカウント
* オテレ・ブラック公式Instagramアカウント

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