浦安D-Rocks

浦安D-Rocks：躍進を続ける千葉のラグビーチーム

浦安D-Rocksは、千葉県浦安市をホームタウンとするジャパンラグビーリーグワンに所属するラグビーチームです。略称は「浦安DR」。2022年、NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス東京ベイ浦安の後継チームとして誕生しました。チーム名の「D-Rocks」には、ダイナミック、ドリーム、ディライトといった言葉と、力強さを象徴する「Rocks」、そして「すごい」「最高」という意味も込められています。

チームの歩み

前身チームの活動終了後、NTTグループによる新たなラグビー事業会社「株式会社NTT Sports X」が設立され、浦安D-Rocksは新たな一歩を踏み出しました。2022-23シーズンはDIVISION2でスタートし、ヘッドコーチにヨハン・アッカーマンを迎え、リーグ戦を全勝で終え優勝。しかし、DIVISION1昇格をかけた入れ替え戦では惜しくも敗れました。

2023年1月にはフランスのリヨンOUとパートナーシップ契約を締結し、グローバルな視点を取り入れるなど、チーム強化に努めています。2024年にはトンプソン・ルークが公式アンバサダーに就任。更なる注目を集めました。

2023-24シーズンは、再びリーグ優勝を果たし、今度はDIVISION1の花園近鉄ライナーズを破り、念願のDIVISION1昇格を決めました。2024年7月には、グレイグ・レイドローがヘッドコーチに就任。同年10月には千葉テレビとオフィシャルパートナーシップ契約を締結し、2024-25シーズンは千葉テレビによるホストゲーム中継も決定しています。

ホームスタジアムと地域との関わり

練習拠点は浦安Dパークですが、リーグワンの開催基準を満たすスタジアムが浦安市内にないため、2022-23シーズンは東京都内や大阪府、新潟県など、様々な場所で試合を開催しました。2023-24シーズンは、東京都世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場をメインスタジアムとして使用し、千葉県内では市原市のゼットエーオリプリスタジアムで1試合開催されました。2024-25シーズンからは、首都圏のホストゲームを秩父宮ラグビー場で行う予定です。地域との連携を強化し、将来的には浦安市での試合開催を目指しているとのことです。

NTTグループとの関係と公平性

浦安D-Rocksの母体であるNTTグループ内には、他のラグビーチームも存在します。特に、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪との関係は注目を集めました。2022-23シーズンは、両チームが異なるDIVISIONに所属していましたが、2023-24シーズンは共にDIVISION2に所属。公平性を保つため、両チームともグループ会社の筆頭社名を使用しないという対応がとられました。

チームの戦績と2024-25シーズンの展望

浦安D-Rocksは、DIVISION2で2シーズン連続優勝という素晴らしい成績を残しました。2024-25シーズンは、DIVISION1での戦いが注目されます。カテゴリーA,B,Cに分けられた選手層は、日本代表クラスの選手から他国代表経験選手まで幅広く、今後の活躍が期待されます。

マスコットキャラクター

浦安D-Rocksのマスコットキャラクターは、岩でできたクマの「ロッディ」と、浦安で生まれたイソヒヨドリの「ドリィ」です。2023年4月9日にファン投票で決定しました。ロッディは強固な守備、ドリィは機転の利くサポート役として、チームを盛り上げています。

まとめ

浦安D-Rocksは、地域密着を重視しながら、着実に力をつけているチームです。DIVISION1昇格という大きな目標を達成し、更なる高みを目指して挑戦を続けています。今後の活躍から目が離せません。

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