オトー郡

オトー郡 (Otoe County), ネブラスカ州

オトー郡は、アメリカ合衆国ネブラスカ州に位置する郡です。2000年の国勢調査時の人口は15,396人で、郡庁所在地はネブラスカシティです。

歴史

オトー郡は1854年に組織されました。郡の名前は、この地に古くから居住していたインディアン部族の名前に由来します。

地理

アメリカ合衆国国勢調査局によると、郡の総面積は1,603平方キロメートルです。そのうち1,595平方キロメートルが陸地で、9平方キロメートルが水域となっています。郡の東側、ミズーリ川沿いには肥沃な丘陵地帯が広がり、農業が盛んです。

主な農作物としては、トウモロコシ、大豆、ミロ、小麦などが挙げられます。リンゴ農園も点在しています。畜産業も盛んで、特に肉牛の飼育が中心です。地元で生産される穀物は、牛の飼料として利用されています。

郡の名前の由来となったオトー族は、ワコタ族とも呼ばれ、現在のオトー郡のミズーリ川沿いに居住していました。「喜ぶ男女」という意味を持っています。

隣接する郡

北: カス郡
東: フレモント郡 (アイオワ州)
南東: アッチソン郡 (ミズーリ州)
南: ネマハ郡
南: ジョンソン郡
南西: ゲージ郡
西: ランカスター郡

人口動静

2000年の国勢調査によると、オトー郡には15,396人、6,060世帯、4,229家族が暮らしていました。人口密度は1平方キロメートルあたり10人です。

人種構成は、白人が97.42%を占めています。その他、黒人（アフリカ系アメリカ人）が0.29%、先住民が0.22%、アジア系が0.25%、太平洋諸島系が0.03%、その他の人種が1.14%、混血が0.65%です。ヒスパニックまたはラテン系は2.45%となっています。

6,060世帯のうち、32.50%は18歳未満の子どもと暮らしています。59.70%は夫婦で生活しており、7.20%は未婚の女性が世帯主となっています。30.20%は家族以外の住人と同居しており、26.40%は独居です。全世帯の14.10%は65歳以上の独居老人世帯です。1世帯あたりの平均人数は2.48人、家庭の場合は3.01人です。

年齢別に見ると、26.30%が18歳未満、6.40%が18歳以上24歳以下、26.10%が25歳以上44歳以下、22.80%が45歳以上64歳以下、18.30%が65歳以上です。平均年齢は40歳です。女性100人に対して男性は96.20人、18歳以上の女性100人に対して男性は91.80人です。

世帯ごとの平均収入は37,302米ドル、家族ごとでは45,295米ドルです。男性の平均収入は30,682米ドル、女性は21,520米ドルです。一人当たりの収入は17,752米ドルです。総人口の8.10%、家族の5.90%は貧困線以下で生活しており、18歳未満の子どもの9.30%及び65歳以上の7.70%も貧困線以下の生活を送っています。

都市と村

バー (Burr)
ダグラス (Douglas)
ダンバー (Dunbar)
ロートン (Lorton)
ネブラスカシティ (Nebraska City)
オトー (Otoe)
パルマイラ (Palmyra)
シラキュース (Syracuse)
タルマージ (Talmage)
* ユナディラ (Unadilla)

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