オフィス・ゲンキ

オフィス・ゲンキ株式会社は、1978年に設立された日本の芸能プロダクションです。芸能マネジメントのほか、音楽関連出版、肖像権管理など幅広い事業を展開しています。

概要

本社は東京都目黒区に所在しますが、実質的な業務は札幌支社が中心となっています。札幌支社は北海道札幌市中央区に位置し、興行企画や事務手続きの多くがこちらで行われています。東京本社は、渉外活動やファンクラブの窓口としての役割を担っています。

オフィス・ゲンキには、吉本興業の芸人タカアンドトシのトシさんの父親がマネージャーを務めていた時期があり、現在はトシさんの姉が同社に勤務しています。

また、同社は札幌芸術の森に隣接する「札幌アートヴィレッジ地区」に、滞在型リゾートの録音スタジオ「芸森スタジオ」を、札幌のイベント会社WESSと共同で所有しています。

歴史

前身は「オフィス・パンタ株式会社」という名称で、初代代表取締役の風貌がパンタグラフに似ていたことから名付けられました。1987年に現在の「オフィス・ゲンキ株式会社」に社名変更し、同時に松山千春氏が代表取締役に就任しました。

特徴

松山千春氏の意向を反映し、同社は社会貢献活動にも力を入れています。例えば、財政破綻した夕張市で1700人規模の無料チャリティコンサートを開催するなど、利益を度外視した活動が評価されています。

過去には、税務調査で所得隠しが指摘され、修正申告で追徴課税を受けたこともあります。この事件を巡っては、同社が松山氏の節税目的会社化しているとの批判や、当時の政治情勢と関連付ける見方も存在しました。

2010年には、同社の取締役であった田中眞紀氏が逝去され、松山氏が葬儀委員長を務めました。

所属アーティスト

オフィス・ゲンキの主な業務は、松山千春氏のコンサートやイベントのマネジメントです。他にも、プロゴルファーの佐伯三貴、アーティストのだいすけ、ikumiなどが所属しています。

過去には、宇山基道氏が所属していました。

オフィス・ゲンキは、芸能マネジメントだけでなく、社会貢献活動にも積極的に取り組む企業です。松山千春氏の音楽活動を支えるだけでなく、様々な形で社会に貢献しています。

もう一度検索