オフィス割引/オフィス割MAX50

オフィス割引とオフィス割MAX50：ドコモ法人向け割引サービスの詳細

NTTドコモが提供していた法人契約者向けの割引サービス、「オフィス割引」と「オフィス割MAX50」は、それぞれ異なる特徴を持ち、ビジネスにおける通信コスト削減に貢献していました。現在これらのサービスは新規受付を終了し、後継サービスである「ビジネスシンプル」への移行が推奨されています。

オフィス割MAX50

「オフィス割MAX50」は、ドコモの法人名義で契約された携帯電話回線において、特定の料金プラン（新料金プラン、データプランを除く）を契約し、2年間の継続利用を約束することで基本使用料が50%割引になるサービスでした。契約期間中に解約した場合、9,975円の解約金が発生する点が注意点です。このサービスは、オフィス割引との併用が可能でしたが、ビジネス割引や通話料いっかつ割引との併用はできませんでした。また、1回線からでも適用が可能であったため、小規模な事業者でも利用しやすくなっていました。

オフィス割MAX50を契約している回線が、オフィス割引と併用している状態で10年以上利用している場合、「いちねん割引」に自動的に切り替わり、解約金のリスクを大幅に下げることができました。

オフィス割引

「オフィス割引」は、NTTドコモの法人契約回線を2回線から10回線所有し、それらの請求をまとめている企業が対象の割引サービスです。このサービスは、基本使用料の割引だけでなく、グループ内通話やメールの割引、無料通話分の共有など、多岐にわたるメリットを提供していました。

オフィス割引の主なメリット:

基本使用料割引: 基本使用料が25%割引になります。さらに、オフィス割MAX50やいちねん割引と併用することで、割引率を最大50%まで引き上げることができました。
グループ間通話割引: グループ間の通話料が30%割引になります。また、オフィス割引グループの回線でオフィス割MAX50または、いちねん割引を適用しており、10年以上利用している回線はグループ間の通話が無料となりました。
グループ間メール無料: グループ間のiモードメールの送受信が無料になります。FOMA端末同士であれば、添付ファイル付きメールやデコメールも無料でした。
無料通話分の繰り越しと共有: 通常、NTTドコモの無料通話分は2ヶ月まで繰り越すことが可能ですが、オフィス割引では、余った無料通話分をグループ間で分け合うことができました。
一般電話との通話料割引: 指定したNTT固定電話への通話料が10%割引になり、またその固定電話からグループへの通話料も10.5円/30秒に割引されました。

割引適用条件:

オフィス割引の適用は、申し込みの翌月1日からとなります。ビジネス割引、通話料いっかつ割引、ワールドコールいっかつ割引などの割引サービスとの併用はできませんでした。また、データプランはオフィス割引の対象でしたが、オフィス割MAX50の対象外でした。

関連サービス

これらのサービスに関連するドコモのサービスは以下の通りです。

ビジネスシンプル
ビジネス通話ホーダイ
ビジネス割引
通話料いっかつ割引
ファミリー割引
ファミ割MAX50
ひとりでも割50
ワールドコール
音声通話定額制

外部リンク

オフィス割引（ドコモビジネスオンライン）
オフィス割MAX50（ドコモビジネスオンライン）

これらの割引サービスは、NTTドコモの法人向けサービスの一部として、多くの企業で利用されてきましたが、現在は新規受付を終了しており、後継サービスである「ビジネスシンプル」への移行が推奨されています。過去のサービス内容を知ることで、現在のサービスとの比較検討の参考になるでしょう。

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