オリビエ・バーノン

オリビエ・バーノン（Olivier Vernon、1990年10月7日 - ）は、フロリダ州マイアミ出身のアメリカンフットボール選手で、NFLのクリーブランド・ブラウンズに所属しています。ポジションはディフェンシブエンドです。

プロ入り前

マイアミ大学で3シーズンプレーした後、2012年のNFLドラフトでマイアミ・ドルフィンズから3巡目で指名され入団しました。ドルフィンズがマイアミ大学の選手をドラフトで指名したのは、2004年のバーノン・ケアリー以来8年ぶりでした。

マイアミ・ドルフィンズ

2012年、第8週のニューヨーク・ジェッツ戦で、ジミー・ウィルソンがブロックしたパントをエンドゾーン内でリカバーし、タッチダウンを挙げました。この試合の後半には、相手のFGをブロックし、AFC週間MVPスペシャルチーム部門に選ばれました。この年は先発出場はなかったものの、全16試合に出場し、32タックル、3.5サックを記録しました。

2013年のトレーニングキャンプでは、ジャレッド・オドリック、ディオン・ジョーダンと先発DEの座を争い、レギュラーシーズン開幕を先発DEとして迎えました。ポール・ソリアリ、ランディ・スタークスとともに4-3ディフェンスの先発ラインを務めました。第13週のニューヨーク・ジェッツ戦では、第1Qにジーノ・スミス、第4Qにマット・シムズをサックするなど、10タックル、2.5サックを記録し、AFC週間MVP守備部門に選ばれました。この年は11.5サックを記録し、先発14試合を含む16試合に出場、57タックル、11.5サックを挙げました。

2014年もキャメロン・ウェイクとともに先発DEを務めました。第6週のグリーンベイ・パッカーズ戦では7タックル、1.5サックを記録しました。この年は46タックル、6.5サックを記録しました。

2015年もウェイクと共に先発DEを務め、先発DTにはエンダムカン・スー、アール・ミッチェルが起用されました。第13週のボルチモア・レイブンズ戦では2.5サックを記録、第15週のサンディエゴ・チャージャーズ戦では11タックル、0.5サックを記録しました。この年は全16試合に先発し、61タックル、7.5サックを挙げました。

ニューヨーク・ジャイアンツ

2016年3月9日、ニューヨーク・ジャイアンツと5年8500万ドルの契約を結びました。DEジェイソン・ピエールポール、DTデイモン・ハリソン、ジョナサン・ハンキンスと共に先発で起用されました。第10週のシンシナティ・ベンガルズ戦で10タックルを記録し、第12週のクリーブランド・ブラウンズ戦ではジョシュ・マカウンを2度サック、第13週のピッツバーグ・スティーラーズ戦でも2サックを記録しました。この年は63タックル、8.5サックを記録し、オールプロセカンドチームに選ばれました。

2017年もジェイソン・ピエールポールと共に先発DEとして起用されましたが、第5週から第9週までの4試合を足首の怪我で欠場しました。第10週のサンフランシスコ・フォーティナイナーズ戦でC・J・ベサードのパスをインターセプトし、プロ入り初のインターセプトとなりました。この年は12試合に先発出場し、37タックル、6.5サックを挙げました。

2018年、パット・シューマーがヘッドコーチに就任し、ジェームズ・ベッチャーが守備コーディネーターとなると、チームは4-3ディフェンスから3-4ディフェンスにシステムを変更しました。そのため彼はディフェンシブエンドからアウトサイドラインバッカーにコンバートされました。トレーニングキャンプでは、カリーム・マーティン、コナー・バーウィン、ロレンゾ・カーターとポジションを争い、先発OLBとなりました。先発ILBはB・J・グッドソン、アレック・オグレツリーでした。開幕から5試合を足首の負傷で欠場し、第13週のシカゴ・ベアーズ戦で2サック、第17週のダラス・カウボーイズ戦で2.5サックを記録しました。この年は11試合に先発し、30タックルを挙げ、プロフットボールフォーカスよりエッジラッシャーとしてはリーグで14位に評価されました。プロボウルの補欠に選ばれていましたが、翌年1月19日、負傷欠場するカリル・マックの代わりにプロボウルに選ばれました。

クリーブランド・ブラウンズ

2019年3月13日、オデル・ベッカムと共にジャブリル・ペッパーズ、ケビン・ザイトラー、同年のドラフト3巡指名権と引き替えにクリーブランド・ブラウンズにトレードされました。

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