オリンピックのジンバブエ選手団

ジンバブエのオリンピック選手団

ジンバブエのオリンピック選手団は、1980年のモスクワオリンピックから国際舞台に登場しました。しかし、その歴史は、かつてのイギリス領ローデシア時代にまで遡ります。ローデシア時代の選手団は、1928年アムステルダム、1960年ローマ、1964年東京の3大会に参加しましたが、人種差別の影響で、メキシコシティオリンピックへの招待状が届かず、ミュンヘンオリンピックでは出場停止処分を受けるなど、黒人選手たちは多くの苦難を強いられました。また、モントリオールオリンピックではIOCから資格停止処分を受けています。

国際オリンピック委員会（IOC）がジンバブエを承認したのは1980年で、同年のモスクワオリンピックには64名の選手団が参加しました。冬季オリンピックへの参加は比較的遅く、2014年のソチオリンピックが初出場となりました。

メダル獲得の歴史

ジンバブエ選手団がこれまでに獲得したメダルは、夏季オリンピックにおいて合計8個です。内訳は、1980年モスクワオリンピックでの女子ホッケーでの金メダル1個、2004年アテネオリンピックでの競泳で3個、そして2008年北京オリンピックでの競泳で4個です。注目すべきは、競泳で獲得した7個のメダルが全てカースティ・コベントリー選手によるものであるという点です。

モスクワオリンピックでの女子ホッケーチームの金メダルは、ボイコット騒動という予期せぬ出来事のおかげで出場権を得ることができたものでした。チームにはホッケーの強豪国であるインドからの移民選手も含まれていましたが、わずか3週間の練習期間で金メダルを獲得するという快挙を成し遂げました。

メダル獲得数一覧

夏季オリンピック競技別メダル獲得数

脚注

ジンバブエオリンピック委員会
Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)
Olympedia（英語）

外部リンク

ジンバブエオリンピック委員会
オリンピックのジンバブエ選手団 - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)
オリンピックのジンバブエ選手団 - Olympedia（英語）

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