オリンピックのベトナム選手団

ベトナムのオリンピック選手団は、ベトナムの歴史とともに歩んできました。その足跡を辿ってみましょう。

初参加と分断の時代

ベトナムが初めてオリンピックに参加したのは、ベトナム国時代の1952年ヘルシンキオリンピックでした。その後、ベトナムは南北に分断され、南ベトナム（ベトナム共和国）として参加を続けました。

しかし、ベトナム戦争を経て、1976年にベトナム社会主義共和国が成立。オリンピックへの参加も一時途絶えます。

オリンピックへの復帰と初のメダル

1980年モスクワオリンピックで、ベトナムは社会主義共和国としてオリンピックに復帰を果たしました。1984年ロサンゼルスオリンピックはボイコットにより不参加となりましたが、1988年ソウルオリンピック以降は継続して参加しています。

そして、2000年シドニーオリンピック。トラン・ヒエン・ヌンがテコンドー女子57kg級で銅メダルを獲得し、ベトナムに初めてのオリンピックメダルをもたらしました。

金メダルの獲得、そして躍進へ

2008年北京オリンピックでは、アン・ホアングが重量挙げ男子56kg級で銀メダルを獲得。2012年ロンドンオリンピックでも、ルクオクトーン・トランが重量挙げ男子56kg級で銅メダルを獲得しました。

歴史が変わったのは、2016年リオデジャネイロオリンピックです。ホアン・スアン・ヴィンが射撃男子10mエアピストルで金メダル、50mエアピストルで銀メダルを獲得。ベトナムにとって初の金メダル獲得という快挙を成し遂げました。

夏季オリンピックのメダル獲得数

今後の展望

ベトナムは、夏季オリンピックでのメダル獲得を着実に増やしています。しかし、冬季オリンピックへの参加はまだ実現していません。今後のベトナム選手団の活躍に期待しましょう。

外部リンク
ベトナムオリンピック委員会
オリンピックのベトナム選手団 - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)
* オリンピックのベトナム選手団 - Olympedia（英語）

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