オンドレイ・ドゥダ

オンドレイ・ドゥダ：スロバキア代表を支えるミッドフィールダー

オンドレイ・ドゥダ（Ondrej Duda）は、1994年12月5日生まれ、スロバキア・プレショウ県スニナ出身のプロサッカー選手です。現在はセリエAのエラス・ヴェローナFCに所属し、ミッドフィールダーとして活躍しています。また、スロバキア代表としても重要な役割を担っています。

クラブキャリア

ドゥダは故郷のクラブ、MFKスニナでキャリアをスタートさせ、その後FC VSSコシツェへ移籍。17歳という若さでŠKスロヴァン・ブラチスラヴァ戦にてプロデビューを果たしました。

2013-2014シーズン冬には、コシツェとの契約延長を望まず、夏の移籍を希望していると報じられました。そして2014年2月、ポーランドの強豪レギア・ワルシャワと4年半の契約を結びました。

レギア・ワルシャワ在籍中の2015年7月30日、UEFAヨーロッパリーグ予選のFKクケシ戦で、観客から石を投げつけられ負傷するというアクシデントに見舞われました。ドゥダは負傷退場を余儀なくされ、試合は一時中断。その後、レギア・ワルシャワが3-0で勝利する没収試合となり、クケシ側には約5万ポンドの罰金と、次の国際大会を無観客で行うという処分が下されました。

2016年7月20日、ドゥダはドイツ・ブンデスリーガのヘルタ・ベルリンへ5年契約で移籍。ダールダイ・パール監督に重用され、2018-19シーズンには11得点を挙げるなど、飛躍の年となりました。

しかし、2019-20シーズンに恩師であるダールダイ監督が退任し、アンテ・コヴィッチに監督が交代すると、ドゥダの状況は一変。ユルゲン・クリンスマンが指揮を執っても状況は好転せず、戦力外通告を受けることとなりました。2020年1月12日、ノリッジ・シティFCへのローン移籍が発表され、自身初のプレミアリーグ挑戦となりました。しかし、10試合に出場するも無得点に終わり、チームも最下位でシーズンを終えたため、ヘルタ・ベルリンへ戻ることとなりました。

2020年9月16日、1.FCケルンと4年契約を締結し、再びブンデスリーガでプレーすることとなりました。

2023年1月29日、2022-23シーズン終了までの契約で、セリエAのエラス・ヴェローナFCへレンタル移籍。新たな挑戦の場をイタリアに求めました。

代表キャリア

ドゥダは、2014年11月18日に行われた国際親善試合・フィンランド代表戦で、59分にマレク・ハムシークとの交代でスロバキア代表デビューを果たしました。UEFA EURO 2016では、ウェールズ代表戦で同点ゴールを挙げる活躍を見せましたが、試合は1-2で敗れました。

オンドレイ・ドゥダは、その卓越した技術と戦術眼で、クラブと代表の両方でチームに貢献し続けている、スロバキアを代表するミッドフィールダーです。今後の活躍にも期待が高まります。

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