オー (モスケネス)

ノルウェーの秘境、オー村（Å）

ノルウェー北部のヌールラン県、ロフォーテン諸島の南端に位置するモスケネス郡に、ひっそりと佇むオー村（Å）は、その独特な魅力で訪れる人々を魅了します。北緯67度53分、東経12度59分に位置するこの村は、伝統的な漁村としての顔を持ちながら、近年は観光地としても注目を集めています。

漁村としての歴史と文化

オー村は、古くから漁業が盛んな地域であり、特に干物の生産でその名を知られてきました。厳しい冬の寒さと乾燥した気候を利用して作られる干物は、ロフォーテン諸島の特産品として、国内外で珍重されています。村には、ロフォーテン干物博物館があり、干物の歴史や製造過程を学ぶことができます。また、ノルウェー漁村博物館では、伝統的な漁村の生活様式や文化に触れることができます。

観光地としての魅力

近年、オー村は、その美しい景観と自然環境を求めて多くの観光客が訪れるようになりました。村の周辺には、切り立った山々や、紺碧の海が広がり、息をのむような絶景が広がっています。また、オー村は、欧州自動車道路E10号線、別名「オーラヴ5世道路」の終点でもあり、ドライブやサイクリングを楽しむ人々にも人気があります。

Å i Lofotenという表記

この地域は、他の「Å」という地名と区別するために「Å i Lofoten」（ロフォーテンのÅ）と表記されることがあります。郵便番号は "8392 Sørvågen" です。

村名の由来

村の名前である「Å」は、北ゲルマン語で「小川」を意味します。この村が歴史に登場したのは1567年で、当初は「Aa」と表記されていました。小さな村を流れる清らかな小川が、その名の由来となっているのかもしれません。

AからBへの自転車旅行

2004年5月には、オー村が「A からBへの自転車旅行」の起点となりました。この壮大な旅の終点である「B」は、アメリカ・ネブラスカ州のビー村でした。

外部リンク

ロフォーテン干物博物館（英語）
ノルウェー漁村博物館（英語）

オー村は、その豊かな自然と歴史、文化が織りなす魅力的な村です。ロフォーテン諸島を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてください。

もう一度検索