オーイズミ・アミュージオ

株式会社オーイズミ・アミュージオについて

株式会社オーイズミ・アミュージオ（英: Oizumi Amuzio inc.）は、日本に拠点を置く企業で、主に海外ゲームのローカライズおよびパブリッシング、データディストリビューション（オンラインコンテンツ配信）を行っています。また、コンピュータエンターテインメント協会の正会員でもあります。2013年6月に株式会社オーイズミの子会社として設立され、その後、2017年11月1日に旧社名の株式会社インターグローから現在の社名に変更しました。

設立と事業拡張の歴史

この会社は2009年に竹内茂樹氏によって設立され、彼はそれ以前にマーベラスやインターチャネルなどの企業で役員を務めていました。設立当初から、コンテンツ配信事業に注力し、特に「競馬道OnLine」などのサービスをインターチャネルから引き継いでいます。また、ゲーム開発においても、『DEMENTIUM 閉鎖病棟』の続編である『閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II-』を日本版として販売していることが特徴です。

出版業務の展開

この企業はかつて出版業にも進出しており、2014年から2015年にかけて、ライトノベル系の文庫レーベル「すこし不思議文庫」を発行しました。このレーベルは主婦の友社との共同で行われ、独自のコンテンツを展開していましたが、現在は主にゲームローカライズとデータ配信事業に注力しています。

海外ゲームのローカライズ

オーイズミ・アミュージオは、特に海外ゲームのローカライズを手掛けており、PlayStation版の販売を行う際に、日本市場向けにカスタマイズを行います。この過程で、他機種（XboxやSwitch、PC）に実装された日本語設定を無効化するよう要請しているという報道があり、これに対して一部メディアから批判が寄せられています。ゲーム産業におけるこうした手法は、ユーザーからの理解を得るためには透明性が求められるでしょう。

主なゲーム作品

同社が関与した主なゲームには、シャンティシリーズやファーミングシミュレーターシリーズ、RIDEシリーズ、MotoGPシリーズなどのレースゲーム、日本語版が販売されている「テニス ワールドツアー」も挙げられます。これらの作品は、日本市場に特化したローカライズがなされ、プレイヤーが楽しめる環境を提供しています。

競馬関連の事業

さらに、オーイズミ・アミュージオはデータディストリビューション事業として、競馬のトータル情報サイト「競馬道OnLine」や「競馬予想GP」を運営しています。これらのサービスは、競馬ファンに向けた多様な情報提供を行い、娯楽の一環として利用されています。

最後に

株式会社オーイズミ・アミュージオは、ゲームローカライズを通じて日本と海外のゲーム市場を繋ぎ、競馬関連情報も提供しているユニークな企業です。多岐にわたる事業展開で、日本市場に特化したコンテンツを提供し続けています。

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