オーシャントランス

オーシャントランス株式会社の概要

オーシャントランス株式会社は、日本の海運会社であり、本社は東京都中央区に、徳島県徳島市に本店を置いています。この企業は貨客フェリーを運航する「フェリー事業部」、在来船・RO-RO船を運航する「内航事業部」、さらには新たに設立された「外航事業部」によって構成されています。会社の前身は2008年のオーシャン東九フェリー株式会社と王子海運株式会社の合併によって誕生しました。

会社の沿革

1970年代

1970年、豊益海漕が徳島 - 千葉間の旅客航路の免許を取得し、同年にオーシャンフェリー株式会社が設立されました。1971年には関光汽船が東九フェリー株式会社を設立し、東京と北九州間の自動車輸送を始めます。1972年にはオーシャンフェリーが千葉-徳島間の航路を開設し、新しいフェリーの運航が始まりました。合併後の1976年には、オーシャンフェリーと東九フェリーが合併し、オーシャン東九フェリーとなり、複数の航路を運航し続けます。

1980年代から2000年代

1980年代には内航事業が拡大し、神崎運輸が設立されます。その後1990年代に入ると新しいフェリーが次々と就航し、サービスの向上を図りました。2008年にオーシャン東九フェリーと王子海運が対等合併し、オーシャントランス株式会社が誕生しました。

近年の状況

この会社は、2020年の新型コロナウイルスの影響で旅客輸送を秘休止するものの、2021年に運賃を改定してサービスを再開。その後、2022年には船内設備の正常運用が再開されました。

各事業部の詳細

フェリー事業部

「オーシャン東九フェリー」という名称でサービスを提供しており、東京港、徳島港、新門司港を結ぶ航路があります。この事業部では、フェリーのサービス提供に注力しています。

• - 航路: 東京港 - 徳島港 - 新門司港
• - 船舶: フェリーびざん、フェリーしまんと、フェリーどうご、フェリーりつりんなどが就航中です。

- フェリーびざん: 12,641総トン、旅客定員252名、トラック188台・乗用車80台の搭載が可能。
- フェリーどうご: 12,636総トン、旅客定員252名、トラック188台・乗用車80台の搭載が可能。

内航事業部

内航事業部は、主に紙製品や原材料の輸送を行っています。自社船と用船を合わせて12隻で運航し、苫小牧や日南などの航路を持っています。

• - 主な船舶: 王翔丸、王隆丸、海王丸、天王丸。

外航事業部

この事業部は、外航市場への進出を目指し、2009年から始まりました。主に木材チップ専用船を用いて運航を行っています。

結論

オーシャントランス株式会社は、多様な事業部門を通じて日本国内外の海運業界に貢献しています。これからの成長と発展が期待される企業です。

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