オースティン・プルイット

オースティン・ダニエル・プルイット（Austin Daniel Pruitt, 1989年8月31日 - ）は、アメリカ合衆国テキサス州ザ・ウッドランズ出身のプロ野球選手（投手）です。右投右打で、現在はMLBのテキサス・レンジャーズに所属しています。メディアによっては「プルーイット」と表記されることもあります。

プロ入りからレイズ時代

2013年のMLBドラフト9巡目（全体278位）でタンパベイ・レイズから指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。契約金は5000ドルでした。プロ入り後は、A-級ハドソンバレー・レネゲーズでデビューし、A級ボーリンググリーン・ホットロッズでもプレーしました。2球団合計で14試合に登板し、うち7試合で先発。0勝3敗1セーブ、防御率1.44、39奪三振という成績を残しました。

2014年にはA+級シャーロット・ストーンクラブズで26試合に登板（うち25試合で先発）。9勝7敗、防御率3.73、106奪三振を記録しました。

2015年はAA級モンゴメリー・ビスケッツで26試合に先発し、10勝7敗、防御率3.09、122奪三振と着実にステップアップしました。

2016年にはAAA級ダーラム・ブルズで28試合に先発。8勝11敗、防御率3.76、149奪三振を記録し、MLB昇格への期待を高めました。同年オフには、ルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐため、40人枠入りを果たしました。

2017年、プルイットは開幕をメジャーで迎えました。4月2日のニューヨーク・ヤンキースとのシーズン開幕戦でメジャーデビュー。先発とロングリリーフを兼務するスウィングマンとして起用され、30試合に登板（うち8試合で先発）。7勝5敗1セーブ、防御率5.31、66奪三振の成績を残しました。

2018年は23試合に登板し、2勝3敗4セーブ、防御率4.65、42奪三振を記録。

2019年は14試合に登板（うち2試合で先発）し、3勝0敗、防御率4.40、39奪三振を記録しました。

アストロズ、マーリンズ、アスレチックス時代

2020年1月10日、カル・スティーブンソン、ペイトン・バッテンフィールドとのトレードで、ヒューストン・アストロズへ移籍。しかし、右肘の骨折によりこのシーズンは全休となりました。

2021年は開幕から故障者リストで過ごしましたが、7月16日にアクティブ・ロースターに登録されました。

同年7月28日には、イーミ・ガルシアとのトレードで、ブライアン・デラクルーズと共にマイアミ・マーリンズへ移籍。しかし、8月5日にDFAとなり、7日にマイナー契約で傘下のAAA級ジャクソンビル・ジャンボシュリンプへ配属。8月20日に再びメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りしましたが、9月2日に再びDFAとなり、5日にマイナー契約でAAA級ジャクソンビルへ配属。レギュラーシーズン終了後の10月5日にFAとなりました。

2022年3月13日、オークランド・アスレチックスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加。シーズンでは開幕を傘下のAAA級ラスベガス・アビエイターズで迎え、5月28日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りしました。

2023年シーズン終了後の10月9日にFAとなりました。

選手としての特徴

プルイットは、速球の威力こそ平均レベルですが、多彩な変化球を駆使する技巧派右腕として知られています。通常は速球を4割、変化球を6割程度の割合で投げており、左打者にはチェンジアップとカーブ、右打者にはスライダーを多投する傾向があります。

現在はテキサス・レンジャーズに所属し、背番号49を背負って活躍しています。

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