オーランド・ジョーダン

オーランド・ジョーダン (Orlando Jordan)

オーランド・ジョーダンは、1974年4月21日生まれのアメリカ合衆国のプロレスラーで、バージニア州リッチモンドで育ちました。彼はオーラ・ジョーダン（OJ）という愛称でも知られ、特に胸に漢字で「山猫」と描かれたタトゥーが特徴的です。

来歴

アマチュアレスリングからプロレスデビュー

オーランド・ジョーダンはアマチュアレスリングでの経験を積んだ後、プロレス界に入ることを決めました。ザ・ロックの父、ロッキー・ジョンソンの下でトレーニングを重ね、2000年にデビューを果たします。WWEでの初試合は2003年5月31日に行われ、その後も徐々にキャリアを伸ばしていきました。当初はヒールの立ち位置で活動し、特にジョン・シナとの対戦が印象的でした。

WWEでのキャリア

ジョーダンは2004年にWWEの王座保持者JBLの補佐としてヒールユニット「JBL'sキャビネット」に加入。彼の見た目にも変化が現れ、スキンヘッドから髪を伸ばし始めます。2005年3月にはジョン・シナからUS王座を奪い取りますが、その後、クリス・ベノワとの対戦で王座を失ってしまいます。この試合後も彼は毎週のようにベノワに挑み続け、一方的な負けが続くこととなりました。

2006年にはWWEの上層部が彼のベビーフェイス転向を模索しましたが、ファンからは依然ヒールとして支持されていたため、この動きは頓挫し、ジョーダンの出番は次第に減っていきます。最終的には2006年5月26日にWWEを解雇されてしまいました。

インディー団体および日本のプロレス

WWE解雇後、ジョーダンはインディー団体での活動を開始。特にNWEや新日本プロレスといった団体に参戦し、アメリカ国内外で存在感を示しました。

TNAでの活躍

2010年1月、彼はTNAと契約を結び、再びプロレス界での活躍を開始します。初の試合で勝利を収めたものの、出番は限定的でした。そこで彼は、バイセクシャルをテーマにしたキャラクターに変更し、徐々に試合への出場機会を増やしていきました。しかし、エリック・ヤングとのタッグ結成後、活動が停滞し、最終的には2011年7月11日にTNAを解雇されることとなります。

オーストラリアでの再起

解雇後はオーストラリアに拠点を移し、AAWやHRPWなどでの活動を展開しました。AAWでは20人ランブルマッチでの優勝や、HRPWではヘビー級タイトルの獲得など、プロレスのエリートとしての地位を確立しました。

得意技

オーランド・ジョーダンは数多くの得意技を持っています。例えば、ブラック・アイス、ショルダー・ジョーブレイカー、ブラック・アウト（コンプリートショット）、オーランド・シャッフルなど、多岐にわたる技を駆使し、試合を盛り上げました。また、特有のポーズや技も彼のトレードマークとなっています。

その他の情報

ジョーダンはプロレスラーとしてだけでなく、彼自身の人生のストーリーでも注目される人物です。幼少の頃、自閉症と誤診された経験や、バイセクシャルであることをオープンにしている点でも話題となっています。また、WWE辞めた理由としても、パートナーを会場に連れてきていたためとされており、その素顔はプロレス界でも独特な存在感を放っています。彼の誕生日には複数の説が存在しており、いまだに正確な情報は不明です。

オーランド・ジョーダンは、今後もプロレスにおける多彩な活動を継続することが期待されます。

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