オールスター爆笑ものまね紅白歌合戦!!

新春特番!!オールスター爆笑ものまね紅白歌合戦!!

『新春特番!!オールスター爆笑ものまね紅白歌合戦!!』は、1987年度から1999年度にかけてフジテレビで放送された年末年始特番形式のものまね番組です。番組は、元々『ものまね王座決定戦』の特別版として企画され、合計で13回放送されました。最終回は1999年の年末に放送され、一部内容が年越し特番の「LOVE LOVE あいしてる」等に影響を受けた結果、年末という新たな形での放送となりました。

放送日の特徴

特番は基本的に正月をテーマにしていましたが、実際には新年の1月1日に放送されたのは1988年と1995年の2回のみでした。それ以外は年末の放送が多く、特に最終回は12月30日と、特異なケースがありました。これは、翌日の大規模な年越し特番の影響によるものでした。

番組の構成

番組は、オープニングに「春の海」をBGMとして使用し、正月のイメージとともに始まります。暗いスタジオからファンファーレで明るくなる演出があり、両軍の出場者たちが入場する際には、特別なテーマ曲「一月一日」が流れました。この後、司会者や審査員の紹介が行われ、両軍から1組ずつの出場者が披露したものまねに対して点数が付けられます。

審査は各持ち点が10点ずつで合計100点。トーナメント方式ではないため、出場者全員が平等に得点を競います。点数が発表された後には、優勝したチームにはくす玉が割られ、紙吹雪や風船が舞う華やかな演出が行われるのもこの番組の特徴です。また、優勝チームには「お年玉」という形で記念品が授与され、最優秀個人賞には賞金と副賞が贈られました。

出演者と審査員

出演者は多岐にわたり、紅組と白組の両軍に分かれて競いました。紅組の司会には榊原郁恵や清水国明が名を連ね、白組には所ジョージや明石家さんまがいました。また、ものまね四天王と呼ばれる有名な出演者たちが多数登場し、特に栗田貫一やコロッケ、清水アキラなどが広く知られています。審査員には著名人が揃い、とりわけ美川憲一や生田悦子など、多彩な顔ぶれが集まりました。

サプライズ企画「ご本人と一緒」

この番組で特に人気を博した企画が「ご本人と一緒」でした。これは、ものまねをする出場者の途中で、実際の本人が登場するという驚きの演出です。1989年にはコロッケがパロディを披露した美川憲一が初登場し、以来多くの著名人が参加しました。1997年には最多27組の本人が登場するなど、毎回視聴者を楽しませていました。

海外アーティストも参加

また、番組には海外アーティストも多数出演。ヘドバとダビデ、プラターズ、シンディ・ローパーなどが来日し、視覚的にも楽しめる内容が魅力でした。大物歌手や国際的なミュージシャンの登場が、日本国内外問わず視聴者の記憶に残る要因となりました。

『新春特番!!オールスター爆笑ものまね紅白歌合戦!!』は、ものまねの多様性とエンターテインメント性を導入した、日本のテレビの歴史において特に重要な番組として位置付けられています。

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