カカオページ

ページ・カンパニーとは

ページ・カンパニー（Page Company）は、韓国の総合エンターテインメント企業であるカカオエンターテインメントの社内カンパニーとして知られています。前身は「カカオページ」という会社で、モバイル向けのウェブコミック配信サイトおよびウェブコミック投稿サイトの運営を主な事業としています。

主な事業

ページ・カンパニーは、以下のプラットフォームの運営を通じて、多様なコンテンツを提供しています。

カカオページ: モバイル向けウェブコミック配信サイトとして、「待てば無料」システムを導入し、多くのユーザーに利用されています。ユーザーは自作コンテンツをアップロードし、販売することも可能です。
ダウム・ウェブトゥーン: ウェブコミック配信サイトとして、多様なジャンルの作品を提供しています。
Radish: アメリカを拠点とするウェブ連載小説アプリで、グローバル展開を強化しています。
NeoBazar: インドネシア最大のウェブトゥーンポータルを買収し、海外市場への進出を加速させています。
KROSS PICTURES: 映画やドラマの制作を手掛ける企業であり、映像コンテンツの強化を図っています。

カカオページのシステム

カカオページでは、「待てば無料」という独自のシステムが採用されています。これは、一定時間待つことで対象のコンテンツを無料で閲覧できるというもので、ユーザーにとって魅力的なサービスとなっています。また、ユーザーが誰でも自作コンテンツをアップロードして、他のユーザーに直接販売できるシステムも提供しています。このシステムでは、販売収益の3割がGoogle Play、2割がカカオ、残りの5割が出版者に分配されます。

沿革

ページ・カンパニーの歴史は以下の通りです。

2010年7月20日: カカオの創設者であるキム・ボムスによって、「ポドツリー株式会社」として設立。
2013年4月9日: モバイル向けウェブコミック配信サイト「カカオページ」を開設。「月光彫刻師」などの人気作品を追加し、業績を回復。
2014年4月21日: 100以上の異なるウェブトゥーンシリーズを追加し、無料のウェブトゥーンおよびWebフィクションの提供を開始。
2015年: カカオによって買収され、カカオグループの傘下となる。
2017年: 俳優のパク・ボゴムを初のカカオページブランドアンバサダーに任命。
2018年: 「株式会社カカオページ」へと社名を変更。インドネシア最大のウェブトゥーンポータルNeoBazarを買収。映画やドラマの制作を手掛けるKROSS PICTURESの株式を取得。
2021年3月2日: カカオ傘下のカカオMを吸収合併し、株式会社カカオエンターテインメントの「ページ・カンパニー」として新設。アメリカを基盤とするウェブ連載小説アプリRadishを買収。

関連情報

ウェブトゥーン: ダウム・ウェブトゥーンを含む各種ポータルで配信されているデジタルコミック。
LINE WEBTOON: ネイバーが運営するウェブトゥーンポータル。
* ピッコマ: カカオジャパンが運営するウェブコミック配信サイト。

ページ・カンパニーは、カカオエンターテインメントの一員として、多様なコンテンツを通じてエンターテインメント業界に貢献しています。

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