カジノ・ハウス

『カジノ・ハウス』解説

『カジノ・ハウス』（原題: The House）は、2017年に公開されたアメリカのコメディ映画です。アンドリュー・ジェイ・コーエンが監督を務め、ウィル・フェレルとエイミー・ポーラーが主演を務めています。本作は、コーエン監督の劇場映画デビュー作となりました。

あらすじ

ジョハンセン夫妻（スコットとケイト）は、娘のアレックスが志望するバックネル大学のキャンパスツアーに参加します。娘の大学生活に不安を感じつつも、アレックスの熱意に打たれ、入学を応援することを決意します。学費は市の奨学金で賄えると考えていましたが、市議会議員のシェーファーが制度を廃止してしまいます。

娘の学費を工面するため、夫妻は様々な方法を試みますが、どれも上手くいきません。そんな中、近所に住む友人のフランクが、妻に出ていかれたことで落ち込んでいることを知ります。以前から計画していたラスベガス旅行を断れなくなり、3人で向かうことに。そこで、アレックスの学費を稼ごうとルーレットに挑戦しますが、大負けしてしまいます。

失意の中帰宅した3人に、フランクは「ここでカジノを開けば大儲けできる」と提案します。最初は乗り気でなかったスコットとケイトですが、フランクの熱意に押され、裏カジノを経営することに。予想外にカジノは大繁盛しますが、客の一人であるカールがイカサマをしていることに気づきます。カールを問い詰めると、彼は「自分のボスはトミー・パプーリだ」と豪語。その後、スコットが不可抗力でカールの中指を切断してしまいます。しかし、この事件がきっかけでスコットの名が広まり、カジノはさらに賑わいます。

その頃、シェーファー議員は、タウンミーティングの出席者が減っていることに疑問を感じていました。チャンドラー警官からフランクたちの怪しい動きについて密告を受け、スコットとケイトの裏カジノの存在を知ります。議員は2人を逮捕する代わりに、稼いだ金を全て没収し、カジノの閉鎖を命じます。議員のやり方に納得できない2人は、再びカジノを再開。しかし、そこにパプーリ率いるマフィアが現れ、アレックスを誘拐しようとします。アレックスを助けようとしたケイトが、誤ってパプーリに火をつけてしまい、カジノは全焼してしまいます。

学費を工面できなくなったスコットとケイトは、アレックスに大学に行かせてあげられないことを謝ります。しかし、チャンドラー警官の協力を得て、シェーファーのオフィスに忍び込み、彼からお金を取り返すことに成功します。

キャスト

スコット・ジョハンセン: ウィル・フェレル
ケイト・ジョハンセン: エイミー・ポーラー
フランク・テオドラキス: ジェイソン・マンツォーカス
アレックス・ジョハンセン: ライアン・シンプキンス
ボブ・シェーファー: ニック・クロール
ドーン・メイウェザー: アリソン・トルマン
チャンドラー: ロブ・ヒューベル
レイナ・テオドラキス: ミカエラ・ワトキンス
トミー・パプーリ: ジェレミー・レナー

製作

2015年2月、ニュー・ライン・シネマが本作の映画化権を獲得し、ウィル・フェレルを主演に起用することが発表されました。その後、エイミー・ポーラー、ジェイソン・マンツォーカスなどのキャストが決定しました。

撮影

主要撮影は2015年9月14日にロサンゼルスで開始されました。

公開・興行収入

当初、2017年6月2日に全米公開される予定でしたが、後に6月30日に延期されました。公開初週末の興行収入は872万ドルで、週末興行収入ランキングで初登場6位となりました。

評価

批評家からの評価は低いものとなっています。Rotten Tomatoesでは、批評家支持率が18%、平均点が10点満点で3.7点となっています。Metacriticでは、加重平均値が30/100となっています。

外部リンク

公式ウェブサイト（英語）
カジノ・ハウス - allcinema
カジノ・ハウス - KINENOTE
* The House - IMDb（英語）

もう一度検索