カストリ書房

カストリ書房は、東京都台東区千束に店を構える、遊廓専門の書店です。店主は渡辺豪氏で、長年の遊廓研究と深い知識に基づき、この独特な書店を運営しています。

カストリ書房の歴史

カストリ出版の設立

渡辺豪氏は、元々IT企業でアプリ開発に携わっていました。しかし、30代半ばに差し掛かる頃から遊廓の世界に魅了され、12年もの間、趣味として遊廓に関する調査を続けてきました。その研究の成果と情熱から、1955年に発行された『全国女性街ガイド』の復刻版を出版することを目標に、2015年（平成27年）にカストリ出版を設立しました。

カストリ書房の開店

カストリ出版設立の翌年、2016年（平成28年）9月には、吉原大門の跡地近くに、わずか2坪ほどの小さな書店「カストリ書房」をオープンしました。この書店は、カストリ出版が発行する遊廓関連の文献を販売するために開設されましたが、他の出版社が発行する関連書籍も取り扱っています。

その後、2017年（平成29年）8月17日には、店舗を台東区千束4-39-3に移転し、広さは約12坪と以前の6倍になり、資料室も併設されました。さらに2023年（令和5年）には、現在の台東区千束3-21-14に移転しています。カストリ書房では、新刊と古本の両方を扱っており、その比率は新刊が約3割、古本が約7割となっています。また、店主の渡辺豪氏は、2020年（令和2年）に赤線に関する作品を集めたアンソロジー本『赤線本』（イースト・プレス）の監修も務めています。

店舗情報

カストリ書房の営業時間は、12時から19時までです。定休日は月曜日と火曜日となっています。

カストリ書房の特徴

カストリ書房は、単なる書店としてだけでなく、遊廓文化の研究拠点としての役割も担っています。店主の渡辺豪氏の豊富な知識と情熱に触れられるだけでなく、貴重な資料や書籍を通じて、遊廓の歴史や文化に深く触れることができるでしょう。

関連情報

関連項目

カストリ雑誌

外部リンク

公式ウェブサイト
カストリ書房 (@kastori_store) - X（旧Twitter）
カストリ書房 (kastoribookstore) - Facebook
* カストリ書房 (@kastori.bookstore) - Instagram

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