カタルシスト

RADWIMPS「カタルシスト」概要

「カタルシスト」は、日本のロックバンドRADWIMPSによる通算22枚目のシングルで、2018年6月6日にEMI Recordsからリリースされました。このシングルは、前作「Mountain Top/Shape Of Miracle|Mountain Top_Shape Of Miracle」から約3ヶ月ぶりのリリースとなり、2021年8月の時点では、この作品以降RADWIMPSから新しいCDシングルは発表されていません。

リリース形態

「カタルシスト」は、完全生産限定盤と通常盤の2形態で提供されています。完全生産限定盤では特別な「汗ジャケ」仕様が採用され、さらにバンドのオリジナルバンダナが特典として付属しています。アートディレクションは小野勇介さんが担当し、視覚的にも魅力のある作品に仕上がっています。

テーマと媒体

表題曲である「カタルシスト」は、2018年のフジテレビ系サッカーのテーマ曲として使われ、RADWIMPSがサッカー関連の楽曲を手掛けるのは、2011年の「君と羊と青」以来のことです。この曲のトレーラー映像が2018年5月14日に公開され、5月23日にはラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」でフル音源が初めてオンエアされました。さらに、東急東横線では「カタルシストレイン」と呼ばれる特別な広告キャンペーンが実施され、汗ジャケや歌詞が乗り物の中を装飾しました。このキャンペーンは、2018年6月2日から16日の約2週間にわたって行われました。

ミュージックビデオ

「カタルシスト」のミュージックビデオは、柿本ケンサク監督によって制作されており、近未来の都市を舞台に女優の濱野りれや若いアーティストたちが登場します。映像からは、彼らの才能やエネルギーが溢れ出す印象を受けることができます。このミュージックビデオは、ツアー「Road to Catharsis Tour 2018」の福岡公演の後に公開され、YouTubeでも視聴可能となりました。

ツアー

「カタルシスト」を引っ提げて行われたツアー「Road to Catharsis Tour 2018」は、2018年6月1日に三重県営サンアリーナで始まり、6月22日と23日には神戸ワールド記念ホールでの公演が予定されています。このツアーは、2017年の「Human Bloom Tour」以来約1年ぶりの開催となり、RADWIMPSが三重県での公演を行うのは初めての試みでした。

ツアー終了後には、さらに大規模なアジアツアー「RADWIMPS Asia Live Tour 2018」が始まり、中国の上海公演からタイのバンコク公演まで、アジアの8都市を巡る計画が立てられました。

また、6月19日・20日の横浜アリーナ公演の様子やアジアツアーのドキュメンタリーをまとめた特番が、2018年9月にスペースシャワーTVで放送されました。さらに、横浜公演の模様を収めたライブ映像作品は、2018年12月12日に「カタルシスト」が収録されたアルバム「ANTI ANTI GENERATION」と同時にリリースされました。

タイアップ

「カタルシスト」は、フジテレビ系サッカーのテーマ曲としても大きな役割を果たし、多くのリスナーに支持されています。

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