カタルーニャ民主協定

カタルーニャ民主協定（Pacte Democràtic per Catalunya、略称PDPCあるいはPDC）は、1977年6月15日に実施されたスペインの総選挙のために設立された、カタルーニャ地方の選挙連合です。この選挙連合は、カタルーニャ地方の自治憲章制定を主要な目標として掲げ、選挙活動を展開しました。

選挙連合に参加した主な政党は以下の通りです。

カタルーニャ民主集中（CDC）
カタルーニャ社会党＝再結集派（PSC-R）
カタルーニャ民主主義左派（EDC）
カタルーニャ民族戦線（FNC）
* 無所属候補

選挙の結果、カタルーニャ民主協定は514,647票を獲得し、これはカタルーニャ地方における16.68%、スペイン全体における2.81%に相当します。この結果、連合は11議席を獲得し、その内訳はCDCが5議席、PSC-Rが4議席、EDCが2議席となりました。候補者リストの筆頭は、ジョルディ・プジョルでした。

しかし、選挙後、この選挙連合は崩壊しました。PSC-Rは、スペイン社会労働党（PSOE）とカタルーニャ社会主義者党（PSC）を構成するカタルーニャ社会党＝会議派に合流しました。一方、CDCは1978年にEDCが加わり、カタルーニャ民主連合と政党連合「集中と統一」を結成しました。

カタルーニャ民主協定は短命な選挙連合でしたが、スペインの民主化移行期におけるカタルーニャの政治状況を反映するものであり、その後のカタルーニャの政党再編に影響を与えました。

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