カナーシー-ロッカウェイ・パークウェイ駅

カナーシー-ロッカウェイ・パークウェイ駅について

カナーシー-ロッカウェイ・パークウェイ駅は、ニューヨーク市地下鉄BMTカナーシー線の最南端に位置する駅です。ブルックリン区のカナーシー地区にあり、ロッカウェイ・パークウェイとグレンウッド・ロードの交差点に設けられた数少ない地上駅の一つです。この駅は、L系統の終日発着地であり、多くの利用者にとって便利な交通手段となっています。

駅の構造

この駅は1面2線の島式ホームを有し、1906年に開業しました。駅の南端には車止めが設けられており、2番線は1番線よりわずかに短い構造になっています。この理由は、線路が通りの碁盤目に対して対角に配置されているためです。駅のエントランスはホームの南側、車止めの先にあり、乗客は自動改札機とトークン・ブースを通過した後、ロッカウェイ・パークウェイに出ることができます。

地上駅であるため、エレベーターは設置されていませんが、ADA（アメリカ障害者法）に対応した構造となっています。今後、さらなるバリアフリー化に向けた改修が計画されています。また、バス乗り場とは反対側に無人改札口が設けられ、HEET自動改札機と出場専用改札機が備えられています。こちらの出口からは市営駐車場にアクセス可能です。

バスの乗り換え

カナーシー-ロッカウェイ・パークウェイ駅は、ニューヨーク市地下鉄の中で唯一、改札内でのバス乗り換えが可能な駅として知られています。かつてカナーシー埠頭までの区間が路面電車として運行されており、その際、利用者は無料で路面電車に乗り換えることができました。路面電車は1949年4月に廃止され、B42系統のニューヨーク市バスに置き換えられました。

地下鉄の利用者は改札を通過せずにバス乗り場にアクセスでき、逆にバス利用者も追加料金なしで地下鉄ホームに入ることができます。利用者が無賃乗車することを防ぐため、通りには鎖で作られた電動ゲートが設置されており、1960年12月から運用されています。バスロータリーの裏側には無人の改札口があり、ここにはHEET自動改札機と出場専用改札機が設置されています。この無人改札口からは、グレンウッド・ロードと東98丁目の交差点の北東角に出ることが可能です。

B42系統以外のバス路線は、改札の外での乗り換えが必要であり、バスの乗降は外側のバスロータリーで行われます。このロータリーはB42系統が利用する内側ロータリーとは鎖で分けられており、それぞれが効率よく利用できるように配慮されています。

まとめ

カナーシー-ロッカウェイ・パークウェイ駅は、地下鉄とバスの連絡がスムーズに行える利便性の高い駅です。特に、改札内のバス乗り換えができる点は、他の駅にはない大きな特徴です。また、駅の設計や将来的なバリアフリー化の計画も、利用者にとって利用しやすい運営を目指しています。

もう一度検索