カミギン州

カミギン州について

カミギン州は、フィリピン南部のミンダナオ島とビサヤ諸島の間に位置するミンダナオ海（ボホール海）に浮かぶカミギン島によって構成される州です。北ミンダナオ地方（Region X）に属しており、南へ約10kmの距離にはミンダナオ島のミサミス・オリエンタル州があります。この地理的な位置から、ミンダナオ島とビサヤ諸島の文化が交わる地域としても知られています。

面積と人口

カミギン州の面積は229.8平方キロメートルで、人口は2015年の国勢調査によると88,478人です。これらの数値は、フィリピン国内の州の中では2番目に小さく、人口も少ないことを示しています。この小さな規模が、カミギン州の独特な文化やコミュニティの形成に影響を与えていると考えられます。

州都

カミギン州の州都は、マンバヤオ（Mambajao）です。マンバヤオは、カミギン島の中央部に位置し、州の政治、経済、文化の中心地としての役割を担っています。マンバヤオの街には、市場、学校、病院などの主要な施設が集まっており、観光客向けの宿泊施設やレストランも充実しています。

周辺の島々

カミギン島の海岸から数キロメートルの場所には、2つの小さな島が位置しています。

マンティグ島：美しいビーチと豊かな海洋生物で知られており、シュノーケリングやダイビングスポットとして人気があります。透明度の高い海で、色とりどりの魚やサンゴ礁を見ることができます。
ホワイト島：白い砂浜が特徴的な無人島で、その名の通り、美しい白い砂浜が広がっています。周囲を囲む青い海とのコントラストが美しく、観光客に人気のスポットです。潮の満ち引きによって、島の形が変化することも特徴です。

カミギン州は、その小さな面積にもかかわらず、美しい自然、豊かな文化、そして魅力的な島々を有しており、観光地としても注目を集めています。手つかずの自然が残るこの地は、訪れる人々に癒しと感動を与えてくれるでしょう。

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