カラライナ

カラライナ：アメリカG1競走3勝のサラブレッド

2012年5月5日生まれのアメリカ合衆国産競走馬、カラライナ。競走馬としてだけでなく、その後の繁殖牝馬としての経歴も併せて見ていきましょう。

華麗なる現役時代

カラライナは、競走馬として目覚ましい活躍を見せました。2013年9月、キーンランド1歳馬セールで12万5000ドルで落札された後、2014年7月にデビュー。そして、2015年、才能が開花します。3連勝でエイコーンステークス（G1）を制覇し、G1初勝利を飾りました。さらにCCAオークス（G1）でも、繰り上げながらも1着となり、G1を2連勝。その勢いは留まるところを知らず、ラトロワンヌステークス（G1）も制し、G1競走3勝目を達成しました。

特にシュヴィーハンデキャップでは、不良馬場にも関わらず9馬身1/4差という圧勝劇を演じ、卓越したスピードと能力を見せつけました。しかし、ブリーダーズカップ・ディスタフでは、惜しくも上位入賞を逃し、現役生活に幕を閉じます。同年のエクリプス賞最優秀3歳牝馬選出では、G1を1勝のみのステラーウインドが選出されるほど混戦でしたが、カラライナはG1複数勝を収めたものの、1勝が繰上げ優勝だったこと、そしてブリーダーズカップ・ディスタフでの結果が響き、僅か11票で6位にとどまりました。

日本での第二のキャリア

現役引退後、カラライナはファシグティプトン・ノベンバーセールに出場。社台ファームによって300万ドル（当時のレートで約3億1500万円）という高額で落札され、日本へ輸入されました。日本での繁殖牝馬としての第一歩は、2018年に誕生した初仔の牡馬（父ディープインパクト）でしたが、残念ながら生後間もなく死亡してしまいました。

まとめ

カラライナは、アメリカでG1競走を3勝という素晴らしい成績を残した競走馬でした。その卓越したスピードと才能は、多くの競馬ファンを魅了しました。日本での繁殖牝馬としての活躍にも期待が集まりましたが、初仔の死という不幸に見舞われました。短いながらも華麗な競走生活、そして新たな道を歩み始めたカラライナ。その功績は、長く記憶されることでしょう。今後の繁殖牝馬としての活躍にも注目が集まります。

参考文献

Equibase
netkeiba
JBISサーチ
Racing Post

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