カリム・ベンゼマ

カリム・モスタファ・ベンゼマ

カリム・モスタファ・ベンゼマ（Karim Mostafa Benzema）は、1987年12月19日にフランス・リヨンで生まれたサッカー選手であり、現在はサウジアラビアのプロリーグに所属するアル・イテハドでフォワードとしてプレイしています。アルジェリア系フランス人である彼は、フランス代表としても活躍し、2022年にはバロンドールを受賞しました。

経歴

初期のキャリア

ベンゼマは、リヨンの郊外ブロンで育ち、9歳の時に地元クラブ・SCブロンからリヨンのジュニアチームに引き抜かれました。リヨンのU-16チームでは38ゴールを挙げ、その後U-18でも高い得点能力を保持しました。2005年にリヨンのトップチームデビューを果たしましたが、すぐにその才能が注目されるようになりました。

リヨンでの成功

彼は2005-06シーズンにプロ初得点を記録し、以降リーグ6連覇に貢献。その後も得点を重ね、2007-08シーズンにはリーグ・アン得点王に輝きました。リヨンを離れる前には、UEFAチャンピオンズリーグでも存在感を示し、多くのファンの記憶に残る試合を演出しました。

レアル・マドリード時代

2009年、ベンゼマはレアル・マドリードに移籍し、移籍金は3500万ユーロに達しました。チームメイトのクリスティアーノ・ロナウドやガレス・ベイルとのコンビネーションは多くのタイトル獲得に繋がり、2014年にはクラブのUEFAチャンピオンズリーグとリーグタイトル獲得に貢献しました。実績としては、クラブ通算647試合で353得点という驚異的な数字を記録しています。特に2021-22シーズンには両大会での得点王に輝き、UEFA欧州最優秀選手賞やバロンドールも受賞しました。

アル・イテハドへの移籍

2023年6月、ベンゼマはアル・イテハドに移籍。契約内容には巨額の報酬が含まれ、サウジアラビアの環境に魅力を感じていることも語っています。新たなチームでの彼は初めての公式戦でゴールを決めるなど、スタートから貢献しています。

代表キャリア

ベンゼマはフランス全世代代表に選出され、2007年にはフル代表デビューを果たしました。代表としてのキャリアには波乱もあり、2015年の恐喝事件から無期限の代表活動停止処分を受けましたが、2021年に復帰。その後はUEFAネイションズリーグ制覇にも貢献しました。しかし、2022年のワールドカップでは怪我により出場を逃しました。2022年12月19日、彼は35歳の誕生日に代表引退を発表しました。

結論

カリム・ベンゼマは、その才能と実績からサッカー界で非常に高い評価を受けています。彼のプレースタイルは、テクニックと得点力を兼ね備え、センターフォワードだけでなく、ゲームメイカーとしての一面も持ち合わせています。彼のキャリアは、多くのファンに感動を与え続けています。

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