カリーニョ

カリーニョ（Cariño）

カリーニョは、スペイン北西部、ガリシア州のア・コルーニャ県に位置するムニシピオ（基礎自治体）です。コマルカ・ド・オルテガルに属し、1988年にオルティゲイラから分離して創設された、ガリシア州で313番目の新しい自治体です。

地理

カリーニョはア・コルーニャ県の北東部に位置し、コマルカ・ド・オルテガルに属しています。北は大西洋、東はリア・デ・オルティゲイラに面しており、南はオルティゲイラ、西はセデイラの各自治体と隣接しています。自治体の中心地区は、カリーニョ教区のカリーニョ地区にあります。

オルティゲイラ司法管轄区に属し、周辺地域との繋がりも深く、地域社会の一員として重要な役割を果たしています。

人口

ガリシア統計局のデータによると、2010年の人口は4,530人です。過去数年間で人口は若干減少傾向にありますが、地域社会は活気を保っています。住民呼称はcariñés/-esaで、地元の人々はこの名前を誇りとしています。

2001年の調査では、自治体人口に占めるガリシア語話者の割合は95.22％と非常に高く、ガリシアの文化と伝統が色濃く残る地域であることがわかります。

歴史

カリーニョの歴史は比較的浅く、1988年1月21日にオルティゲイラから分離して自治体として創設されました。しかし、この地域には古くから人々が生活しており、豊かな歴史と文化が息づいています。自治体としての歴史は浅いものの、地域住民の自治意識は高く、独自の発展を遂げています。

政治

2011年5月22日に行われた自治体選挙の結果に基づくと、自治体評議員はガリシア民族主義ブロックが4議席、ガリシア国民党（PPdeG）が4議席、ガリシア社会党（PSdeG-PSOE）が3議席となっています。政治は多様な意見を反映しており、地域住民のニーズに応えるための政策が議論されています。

教区

カリーニョは、以下の5つの教区に分かれています。各教区は独自の教会と地域社会を持ち、それぞれがカリーニョの文化的な豊かさに貢献しています。

カリーニョ（サン・バルトロメウ）：自治体中心地区
フェアス（サン・ペドロ）
ランドイ（サンティアーゴ）
ア・ペドラ（サンタ・マリーア）
シスムンディ（サント・エステーボ）

外部リンク

公式ウェブサイト

カリーニョは、美しい自然、豊かな文化、そして温かい人々が魅力の自治体です。ガリシア地方を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてください。

もう一度検索