カルガリー大学

カルガリー大学（University of Calgary）

カルガリー大学は、カナダのアルバータ州に位置する総合大学で、1966年の創立以来、教育の質の向上に努めてきました。現在、教育学部、人文学部、法学部、経営学部、社会学部、芸術学部、工学部、理学部、医学部、看護学部、獣医学部といった16の学部を擁し、60以上の学科で多種多様な教育プログラムを提供しています。入学している学生はおよそ30,000人に及び、さらに生涯教育プログラムを受講している学生が20,000人いることから、学校の学びの場は非常に活発であると言えます。

大学はカナダの中心的な都市の一つであるカルガリーの市中心部から約2km北に位置しています。この立地は、便利な交通機関、特に市電によって支えられており、学生たちにとって通学が非常に便利です。また、キャンパス内には1988年の冬季オリンピックの際に建設されたオリンピックオーバルがあり、アイススケートや各種大会の開催地として注目を集めています。

学術的評価とランキング

カルガリー大学は、Webometrics University Rankingsでは北米で45位、世界で50位にランクインしており、オンラインでの影響力も評価されています。さらに、Research Infosourceによると、カナダ国内では7位の研究大学として位置づけられており、学問的な成果や研究活動が高く評価されています。国際的な大学ランキングであるThe Times Higher Education Supplementでは、カルガリー大学は世界166位にランクされ、2008年には北海道大学と同様の評価を受けたことがあります。他の評価機関においても150位から200位にランクインすることが多く、その実力が広く認識されています。

著名な卒業生

カルガリー大学の卒業生には、さまざまな分野で成功を収めている著名人が多数います。たとえば、元カナダ首相のスティーブン・ジョセフ・ハーパーや、オブジェクト指向プログラミング言語「Java」の創始者であるジェームズ・ゴスリンがいます。また、宇宙飛行士のロバート・サースクもこの大学の出身であり、彼の国際宇宙ステーション滞在中には名誉博士号の授与式が行われました。

さらに、プロレスラーのオーエン・ハートとジンダー・マハル、Uberの共同創業者であるギャレット・キャンプ、AVG TechnologiesのCEOであるゲイリー・コヴァックス、ルルレモン・アスレティカの創設者チップ・ウィルソンなど、多彩な業界で活躍する卒業生がいます。

まとめ

カルガリー大学は、多様な学問分野と充実した教育プログラムを通じて、学生たちに多くの可能性を提供しています。優れたキャンパス環境と国際的な評価を背景に、卒業生たちはさまざまな領域で影響力を発揮し、現在も未来にわたって新たな挑戦を続けています。

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