カルチュア・パブリッシャーズ

カルチュア・パブリッシャーズは、映画、音楽、テレビドラマなどの著作権に関する輸入業務と配給業務を専門とする企業です。この企業は単なる配給を超えて、映像コンテンツの企画、制作、宣伝、製造、販売などの多岐に渡る活動を展開しています。現在はカルチュア・エンタテインメント株式会社の重要な事業部門として機能しています。

概要

カルチュア・パブリッシャーズは、自社の作品だけでなく、過去に存在した他の会社の著作権をも所有しています。具体的には、コムストック、キネティック、そして社名変更を受けたキュービカルエンタテインメントの作品が含まれています。これに加え、キネティックが合併して新たに発足したCKエンタテインメントの作品の権利も引き継いでいます。これらの多様な作品群は、カルチュア・パブリッシャーズに豊富な配信コンテンツを提供しています。

沿革

カルチュア・パブリッシャーズの歴史は1982年に始まります。初めに株式会社コムストックが発足し、その後1988年1月にカルチュア・パブリッシャーズ株式会社が設立されました。1995年には株式会社キネティックも新たに設立され、それぞれの企業が独自の作品を生み出していく中で、市場での地位を確立していきました。

2006年、株式会社コムストックは社名をキュービカルエンタテインメントに変更し、翌年には株式会社キュービカルエンタテインメントと株式会社キネティックが合併してCKエンタテインメント株式会社が発足しました。2008年10月にはCKエンタテインメントが株式会社レントラックジャパンに吸収合併され、BIG TIME ENTERTAINMENTの作品の取り扱いが始まりました。

その後、2009年4月には株式会社TSUTAYAがレントラックジャパンとカルチュア・パブリッシャーズを合併し、新たに株式会社CCCと商号を変更しました。この構造改革により、カルチュア・パブリッシャーズとCKエンタテインメントの事業が一体化されました。さらに、2009年10月にはカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社がCCCを吸収し、2014年に分社化されてカルチュア・エンタテインメント株式会社がカルチュア・パブリッシャーズの事業を承継することになりました。

主な配給・発売・出資作品

カルチュア・パブリッシャーズはこれまでに多くの注目作品を手がけてきました。代表的な作品には次のようなものがあります：

- トキワ荘の青春
- 男と女のいる歩道
- 世界クラシック映画100選集
- シュリ
- TV見仏記
- グッバイ、レーニン!
- パリ、18区、夜
- TAXi
- ドーベルマン
- アンジェリク〜はだしの女公爵
- バッファロー’66
- サルサ!
- マルホランド・ドライブ
- エトワール
- ブラウン・バニー
- インファナル・アフェア
- カーテンコール
- トゥルーへの手紙
- ストロベリーショートケイクス
- 白バラの祈りゾフィー・ショル、最期の日々
- エコール
- 長い散歩
- 墨攻
- アルゼンチンババア
- パンズ・ラビリンス
- フローズン・タイム
- コッポラの胡蝶の夢
- テジョヨン
- がんばれ!クムスン
- 英雄時代
- キック・アス
- ジャングルギンズバーグ19日間の軌跡
- MISS OSAKA ミス・オオサカ（2022年）

このように、カルチュア・パブリッシャーズは多様なジャンルの作品を配信しており、観客に対して新たな文化体験を提供し続けています。

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