カルナリ州

カルナリ州について

カルナリ州は、ネパール北西部に位置する州で、2015年9月20日の憲法改正によって設置されました。以前は「第六州」と呼ばれていましたが、2018年2月に正式に「カルナリ州」と改名されました。州都はビレンドラナガルです。

州の概要

位置: ネパール北西部
設置: 2015年9月20日
旧称: 第六州
改名: 2018年2月
州都: ビレンドラナガル

人口と面積

カルナリ州は、ネパール7州の中で最も人口が少ない州です。2021年7月1日時点の人口は約169万人です。しかし、面積は30,213平方キロメートルと、ネパール最大の州です。人口密度は1平方キロメートルあたり56人と、比較的低い数値となっています。

人口の推移

カルナリ州の人口は、過去数十年間で着実に増加しています。

1981年6月22日: 93万人
1991年6月22日: 109万2000人
2001年5月28日: 131万9000人
2011年6月22日: 158万2000人
2021年11月11日: 169万5000人

隣接する州

カルナリ州は、以下の州と隣接しています。

北: チベット自治区（中華人民共和国）
東: ガンダキ州
南: ルンビニ州
西: スドゥパシュチム州

行政区画

カルナリ州は、以下の10郡で構成されています。

カリコート郡
サリャーン郡
ジャージャルコート郡
ジュムラ郡
スルケート郡
西部ルクム郡
ダイレク郡
ドルパ郡
フムラ郡
ムグ郡

主要都市

カルナリ州の主要都市の一つであるビレンドラナガルは、州都として重要な役割を担っています。以下は、2011年時点の人口データです。

ビレンドラナガル: 52,137人

交通

カルナリ州には、以下の空港があります。

シミコート空港
ジュムラ空港
スルケート空港
タルチャ空港
チャウルジャハリ空港
ドルパ空港

これらの空港は、州内外への移動手段として重要です。

観光地

カルナリ州は、豊かな自然と独特の文化を持つ地域です。主な観光地として、以下のような場所が挙げられます。

カルナリ川（ガーグラー川）: 雄大な流れが特徴的な川で、自然景観を楽しむことができます。
シェイ・フォクスンド国立公園: ネパール最大の国立公園で、豊かな生態系が保護されています。特に、ヒョウやユキヒョウなどの貴重な動物が生息しています。
フォクスンド湖: シェイ・フォクスンド国立公園内にある美しい湖で、エメラルドグリーンの水面が特徴的です。
ララ国立公園: ネパールで最も小さな国立公園ですが、美しいララ湖を中心に豊かな自然が広がっています。
ララ湖: ララ国立公園内にある湖で、ネパール最大の湖です。その美しい景色から「ネパールの真珠」とも呼ばれています。

カルナリ州は、その豊かな自然と多様な文化によって、観光客を魅了しています。特に、トレッキングや自然観察などのアクティビティが人気を集めています。

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