カルメロ・マルティネス

カルメロ・マルティネス・サルガドは、1960年7月28日プエルトリコ・ドラドで生まれました。右投右打の外野手、内野手として活躍した元プロ野球選手です。オリックス・ブルーウェーブでの登録名は「マルチネス」。元シアトル・マリナーズのエドガー・マルティネスは従弟にあたります。

1978年、アマチュア・フリーエージェントとしてシカゴ・カブスと契約しプロ入りを果たしました。1983年にメジャー初昇格、初打席で本塁打を放つという鮮烈なデビューを飾ります。しかし、翌1984年にはサンディエゴ・パドレスへ移籍。

パドレスでは移籍1年目から左翼手のレギュラーとして活躍し、チーム初のポストシーズン、そしてワールドシリーズ進出に大きく貢献。1989年まで主力選手としてチームを支えました。

1990年、1991年の2年間は、フィラデルフィア・フィリーズ、ピッツバーグ・パイレーツ、カンザスシティ・ロイヤルズ、シンシナティ・レッズと、4球団を渡り歩くこととなります。

1992年3月、オリックス・ブルーウェーブの入団テストを受け、これに合格。オリックス球団初の背番号00を背負って入団しました。しかし、度重なる故障に悩まされ、前半戦のみの出場に留まります。成績も期待されたほどには伸びず、同年限りで退団という結果となりました。

引退後は、レッズ傘下やカブス傘下のマイナーリーグで監督を務め、後進の育成に尽力。2021年シーズンからは、CPBL（台湾プロ野球）の統一ライオンズで打撃コーチを務めています。

NPBでの記録
初出場・初先発出場：1992年4月4日、対千葉ロッテマリーンズ1回戦（千葉マリンスタジアム）
初安打：1992年4月7日、対西武ライオンズ1回戦（西武球場）
初打点：1992年4月9日、対西武ライオンズ3回戦（西武球場）
初本塁打：1992年4月11日、対近鉄バファローズ1回戦（グリーンスタジアム神戸）

背番号
12（1983年、シカゴ・カブス）
14（1984年 - 1989年、サンディエゴ・パドレス）
24（1990年 - 同年途中、フィラデルフィア・フィリーズ）
35（1990年途中 - 同年終了、ピッツバーグ・パイレーツ）
28（1991年 - 同年途中、カンザスシティ・ロイヤルズ）
13（1991年途中 - 同年途中、カンザスシティ・ロイヤルズ）
25（1991年途中 - 同年終了、シンシナティ・レッズ）
00（1992年、オリックス・ブルーウェーブ）
* 84（2021年 - 、統一ライオンズ）

カルメロ・マルティネスは、メジャーリーグでの華々しい活躍と、異国の地での挑戦、そして指導者としての活動を通して、野球界に大きな足跡を残しました。

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