カルロス・カニサレス

カルロス・アントニオ・カニサレス・シヴィラ



カルロス・アントニオ・カニサレス・シヴィラは1993年3月11日にベネズエラのカラカスで生まれたプロボクサーです。彼は、元WBA世界ライトフライ級レギュラー王者として知られ、そのキャリアは数々の伝説的な試合で彩られています。

来歴


カニサレスは、2015年10月10日にWBAフェデラテンライトフライ級王者であり、WBA世界ライトフライ級4位のロバート・バレラとの試合で、11回に2-1の判定勝ちを収め、見事に王座を獲得しました。これは彼のキャリアにおいて大きな第一歩となりました。

しかし、次の試合は思うようにはいきませんでした。2016年12月31日、彼は大田区でWBA世界ライトフライ級王者の田口良一と対戦し、12回を戦った末に引き分けに終わりました。この結果、王座獲得には至りませんでしたが、彼の努力は評価されました。

その後、カニサレスは2018年3月18日に神戸でWBA世界ライトフライ級レギュラー王座決定戦が行われました。相手はWBA世界ライトフライ級2位の小西伶弥で、試合は12回にわたり、3-0の判定勝ちで彼が王座を獲得しました。この試合では、彼のボクシングスキルと戦略が存分に発揮されました。

2018年7月15日、カニサレスはクアラルンプールで世界的なビッグマッチ、マニー・パッキャオ対ルーカス・マティセーの前座としてWBA世界ライトフライ級12位の呂斌と対戦しました。この試合でも、カニサレスは12回の戦いの末にTKO勝ちを収め、初防衛を成功させました。

さらに、2019年5月26日には江西省で元WBO世界フライ級王者でWBA世界ライトフライ級2位の木村翔と対戦し、こちらでも12回の戦いにおいて3-0の判定勝ちを収め、2度目の防衛に成功しました。

しかし、2020年12月17日にはコロンビアで試合を予定していましたが、相手選手の体重超過により試合は中止となってしまいました。2021年5月28日、メキシコシティで行った2年ぶりの防衛戦では、エステバン・ベルムデスに6回TKO負けを喫し、王座から陥落するという苦い経験もしました。

その後の2022年3月26日、カニサレスはコヨアカンで元WBCライトフライ級王者のガニガン・ロペスと空位のWBAアメリカ大陸フライ級王座を争い、4回KO勝ちを収め再び王座を獲得しました。この勝利により、彼は再び注目を浴びる存在となりました。

そして2024年1月23日、エディオンアリーナ大阪でWBA世界ライトフライ級スーパー王者、WBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗に挑戦しましたが、12回を戦った結果、0-2の判定負けを喫しました。これによりWBC王座の獲得とWBA王座返り咲きは叶いませんでしたが、彼の挑戦は一人のボクサーとしてたくさんのファンに感動を与えました。

獲得したタイトル



カニサレスのボクシングキャリアは多くの波乱と成功に彩られており、今後とも彼の活躍に期待が寄せられています。

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