カルロス・プリード

フアン・カルロス・プリード・バレラについて

フアン・カルロス・プリード・バレラ（Juan Carlos Pulido Valera）は、1971年8月5日にベネズエラのカラカスで生まれ、2023年12月28日に52歳でこの世を去ったプロ野球選手です。彼は主に投手として活躍し、日本や台湾のプロ野球リーグ、更にはメジャーリーグでもその才能を発揮しました。台湾では「寶力多」という登録名で知られ、日本では「カルロス」という名で親しまれていました。

経歴

フアンは1989年にミネソタ・ツインズに入団し、1994年にはメジャーリーグでのデビューを果たします。この際、先発投手として3勝7敗の成績を収めることでその名を広めました。1998年には台湾のプロ野球チームである三商タイガースに参加し、ここでも2勝を記録します。

その後、独立リーグのサマセット・パトリオッツでのプレーを経て、2000年にオリックス・ブルーウェーブにテスト入団され、仰木彬監督の指導の下で1年目はフル回転の活躍を見せました。42試合に登板し、7勝4敗4セーブという素晴らしい成績を残しました。しかし、その後のシーズンでは彼の出番が減少し、2001年シーズン後にチームを退団します。

2002年にメキシカンリーグで再びプレーした後、2003年と2004年にはメジャーリーグに復帰し、再度その実力を示しました。その後もメキシカンリーグやウインターリーグでの活動を続け、2009年に野球界から引退するまで、様々なチームで活躍を続けました。

選手としての実績

プリード・バレラのNPB（日本プロ野球）での初登板は2000年4月2日で、対大阪近鉄バファローズ戦において救援登板しました。初セーブは2000年4月16日の対福岡ダイエーホークス戦で、2回無失点の成績を残しました。また、初勝利は2000年5月4日、日本ハムファイターズ戦で記録しており、初先発勝利と初完投勝利は同年の7月29日に達成しました。

彼の背番号は、メジャーリーグ時代の22や35、日本での91、51など、非常に多岐にわたります。プリードは多彩な役割を果たす投手として知られ、そのキャリアの中で数々の重要な試合に参加しました。彼のプレースタイルは、強力なストレートと多様な変化球を駆使したもので、多くのファンに愛されました。

引退後

野球から引退した後も、プリードはその人生を豊かに過ごしていたことでしょう。しかし、2023年12月28日に彼がこの世を去ったという報報を受け、多くのファンと関係者が悲しみにくれました。彼のキャリアは、ベネズエラ出身の選手が国際舞台で活躍する道を切り開いた一つの例でもあり、多くの後進に影響を与え続けています。プリードの功績は記憶に残り、これからも語り継がれることでしょう。

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