カルロス・ペレス (1990年生の捕手)

カルロス・エドゥアルド・ペレス：メジャーリーグ挑戦の軌跡

カルロス・エドゥアルド・ペレスは、1990年10月27日、ベネズエラのカラボボ州バレンシアに生まれました。右投右打の捕手として、2008年にトロント・ブルージェイズとアマチュア・フリーエージェント契約を結び、プロ野球人生をスタートさせました。

ブルージェイズ傘下時代

ブルージェイズ入団後は、傘下のマイナーリーグで着実に経験を積みました。ルーキー級ドミニカン・サマーリーグ、ガルフ・コーストリーグ、A級オーバーン、ランシングと、各レベルで出場機会を得て、打撃成績を向上させていきます。2011年には、ベネズエラのウィンターリーグにも参加し、国際舞台での経験も積みました。

アストロズ傘下時代

2012年、大型トレードでヒューストン・アストロズに移籍。以降もマイナーリーグ各チームでプレーし、着実に実力をつけました。AAA級オクラホマシティ・レッドホークスでは、複数のシーズンで活躍し、メジャー昇格への期待を高めていきます。ウィンターリーグでの活躍も継続し、オフシーズンも積極的にトレーニングに励みました。

エンゼルス時代とメジャーデビュー

2014年オフ、トレードでロサンゼルス・エンゼルスに移籍。2015年、AAA級ソルトレイクでの活躍を経て、メジャーに昇格しました。そして5月5日、シアトル・マリナーズ戦でメジャーデビューを果たすと、なんとドミニク・レオンからサヨナラ本塁打を放ちました。これは史上4人目となる快挙でした。ルーキーイヤーながら86試合に出場し、メジャーリーガーとしての地位を確立しました。その後もエンゼルスでプレーを続けましたが、出場機会は減少していきました。

各球団を渡り歩く

2018年、エンゼルスからDFAとなり、アトランタ・ブレーブス、テキサス・レンジャーズと移籍を繰り返します。レンジャーズでは、マイナーリーグとメジャーリーグを行き来するシーズンとなりました。

2019年にはボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結び、AA級とAAA級でプレー。その後、オークランド・アスレチックスと契約し、2020年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの試合が中止となり、公式戦出場はありませんでした。2021年にはAAA級ラスベガスで活躍し、31本塁打を記録するなど、打撃センスの高さを見せつけました。

2022年にはコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結び、AAA級アルバカーキでプレー。31本塁打、87打点と高い打撃力を示しました。

2023年シーズンとアスレチックス復帰

2023年、メキシカンリーグのチームと契約したと報じられた後、アスレチックスとマイナー契約を結びました。そして、開幕からメジャーロースター入りを果たし、4月1日のエンゼルス戦で5年ぶりにMLB公式戦に出場しました。

まとめ

カルロス・エドゥアルド・ペレスは、マイナーリーグでの地道な努力と、メジャーリーグでの貴重な経験を経て、長きに渡りプロ野球選手として活躍してきました。複数の球団を渡り歩きながらも、持ち前の打撃センスと捕手としての経験を活かし、メジャーリーグの舞台で存在感を示し続けています。彼の今後の活躍にも期待がかかります。 彼の詳細な成績は、MLB、ESPN、Baseball-Referenceなどのウェブサイトで確認できます。

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