カル・クアントリル

カル・ポール・クアントリル

概要

カル・ポール・クアントリルは、1995年2月10日にカナダのオンタリオ州ポートホープで生まれました。右投左打の投手で、現在はMLBのコロラド・ロッキーズに所属しています。彼の父親は元メジャーリーグの投手であるポール・クアントリルです。この血筋から、クアントリルは早くから目立つ存在となりました。

経歴

プロ入り前

2013年、彼はMLBドラフトでニューヨーク・ヤンキースから26巡目（全体794位）で指名を受けましたが、当時は契約をせずにスタンフォード大学に進学しました。大学での活躍を目指す中、2015年にはトミー・ジョン手術を受けるという辛い経験をしました。これにより彼のキャリアは影響を受けることになりました。

プロ入りとパドレス時代

2016年、クアントリルはMLBドラフトでサンディエゴ・パドレスから1巡目（全体8位）で指名され、ついにプロ選手としての道を歩むことになりました。プロデビューは傘下のルーキー級アリゾナリーグ・パドレスで行い、その後A-級トリシティ・ダストデビルズ、A級フォートウェイン・ティンキャップスでもプレーしました。この年、彼は12試合に先発登板し、0勝5敗、防御率5.11、46奪三振を記録しました。

2017年にはA+級レイクエルシノア・ストームとAA級サンアントニオ・ミッションズでプレーし、22試合に先発登板し、7勝10敗、防御率3.80、110奪三振をマークしました。この年、オールスター・フューチャーズゲームの世界選抜にも選出され、彼の名前は広まりました。

2018年はAA級サンアントニオとAAA級エル・パソ・チワワズでの活躍が続き、28試合に先発登板し、9勝6敗、防御率4.80、123奪三振という成績を残しました。2019年に入ると、クアントリルはAAA級エル・パソで開幕を迎え、5月1日にメジャー契約を結び、アトランタ・ブレーブス戦でメジャーデビューを果たしました。この年、彼は23試合中18試合に先発し、6勝8敗、防御率5.16、89奪三振を記録する結果に終わりました。

インディアンス時代

2020年8月31日、彼はクリーブランド・インディアンスにトレードされました。この年、パドレスとインディアンスでの合計で18試合（先発3試合）に登板し、2勝0敗1セーブ、防御率2.25、31奪三振を記録しました。2021年にはさらに成績を上げ、40試合（先発22試合）に登板して8勝3敗、防御率2.89、121奪三振を達成しました。

ロッキーズ時代

その後、2023年11月18日にコロラド・ロッキーズに移籍し、新たなチームでの挑戦が始まります。

選手としての特徴

クアントリルは、ツーシームとフォーシームの速球を主に投げ、そのおよそ半分を占めています。加えて、スライダーやチェンジアップを織り交ぜた多彩な投球スタイルを持っており、その組み合わせが彼の武器となっています。

詳細情報

年度別投手成績

（2023年度シーズン終了時）

• - 2019年: 6勝8敗, 防御率5.16
• - 2020年: 2勝0敗, 防御率2.25
• - 2021年: 8勝3敗, 防御率2.89

背番号

• - 40（2019年 - 2020年8月30日）
• - 38（2020年9月1日 - 同年終了）
• - 47（2021年 - 現在）

クアントリルは、才能ある投手として今後もその成績を伸ばしていくことが期待されています。

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