カワサキ・Z125

カワサキモータースが製造・販売するZ125は、同社が展開するZシリーズの仲間入りを果たした、小型自動二輪車です。2015年のデビュー以来、そのスタイリッシュなデザインと扱いやすさで人気を博しています。Zシリーズの最小排気量モデルという位置づけながら、その存在感は大きく、多くのライダーから支持を集めています。

Z125シリーズには、大きく分けて2つのモデルが存在します。ひとつは自動遠心クラッチ仕様のZ125、もうひとつはハンドマニュアルクラッチ仕様のZ125プロです。Z125プロは、日本でも2016年4月15日より正規輸入車として販売が開始されました。これらのモデルは、タイの現地法人によって生産されています。

Z125プロは、先行モデルであるKSR PROをベースに開発されましたが、単なる改良にとどまらず、多くの点で進化を遂げています。車体構成の一部はKSR PROから継承されていますが、計器類や保安部品などの外装は一新され、より洗練された外観となっています。特に注目すべきは、2人乗りにも対応したシートの採用です。これにより、タンデム走行の快適性が大きく向上しています。

ホイールはKSR PROのものと共通ですが、前輪側のブレーキディスクの位置が変更され、タイヤサイズも変更されています。これらの変更により、制動性能と操縦安定性が向上しています。心臓部であるエンジンは、KSR PROに搭載されていたものをベースに、ボアアップと燃料噴射装置の採用によって、さらなるパワーと効率性を達成しています。また、平成28年自動車排出ガス規制にも対応しているため、環境性能も高くなっています。マフラーもダウンタイプに変更され、スタイリングと排気効率の両立が図られています。

Z125シリーズは、そのコンパクトな車体と扱いやすいエンジン特性から、初心者ライダーにもおすすめできる一台です。また、スタイリッシュなデザインは、街乗りだけでなくツーリングにも最適です。Z125とZ125プロ、それぞれのモデルの特性を理解した上で、自分のライディングスタイルに最適な一台を選ぶことができるでしょう。Z125シリーズは、カワサキの技術とデザインが凝縮された、魅力的な小型自動二輪車です。その人気は、今後も継続していくことでしょう。カワサキモータースジャパンおよびKawasaki Motors Enterprise (Thailand)のウェブサイトでは、Z125プロに関する詳細な情報が提供されています。興味のある方は、ぜひこれらのサイトをご覧ください。

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