カンボジア王国軍

カンボジア王国軍（Royal Cambodian Armed Forces）

カンボジア王国軍は、1953年11月9日にクメール人によってRoyal Cambodian Armed Forces（RCAF）として結成されました。この軍隊の活動を通じて、警察権と軍事権を回復し、フランス領インドシナからの完全独立を1953年に果たしました。

歴史

1970年3月17日に勃発したロン・ノルクーデターの際、「クメール国民軍」（Khmer National Armed Forces）に改名されました。1975年4月17日に「クメール共和国」政権が陥落した後、クメール・ルージュ（カンボジア共産党）で編成された軍隊が取り入れられました。

1993年5月に立憲君主制がカンボジアで採択され、新生「カンボジア王国」が誕生しました。同年6月23日（建軍記念日）に「カンボジア王国軍」として再編成されました。

組織

憲法規定上、最高司令官はノロドム・シハモニ国王です。国防省は、最高司令部の実務機関かつ軍の最高行政機関であり、プノンペンに本部を置いています。国防部の下には参謀本部が設置され、全軍の指揮、後方・技術保障を担当しています。国防省直属の単位としては、新聞局、通信局、対外連絡局、軍事裁判所、軍事検察庁が存在します。

カンボジア王国軍は、正規[[軍]]、地方部隊（予備役）、民兵から構成され、陸軍、海軍、空軍の3軍種に分かれています。

徴兵制度

制度としての徴兵制は存在しますが、2011年時点で完全には実施されておらず、実質的には志願兵役制となっています。服務年齢は18歳から30歳までで、服務期間は18ヶ月です。民兵は、毎年3ヶ月から6ヶ月間、正規[[軍]]に服役します。

データ（2005年度）

徴兵対象期間: 18-60歳
適齢総数: 男性3,002,718人、女性3,108,254人
実務総数: 男性3,002,718人、女性3,108,254人
適齢到達総数: 男性175,497人、女性172,788人
軍事予算: 112,000,000ドル（2001年度）
GDP比: 3%

関連項目

カンボジアの歴史'>カンボジアの歴史
カンボジア内戦'>カンボジア内戦
クメール共和国'>クメール共和国
各国の[[軍隊の一覧]]'>各国の[[軍隊の一覧]]

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