カーク・サールース

カーク・サールース：球歴と引退後のコーチ業

カーク・クレイグ・サールース（Kirk Craig Saarloos, 1979年5月23日 - ）は、カリフォルニア州ロングビーチ出身の元プロ野球選手（投手）。右投右打。

プロ入りとアストロズ時代 (2001 - 2003)

バレー・クリスチャン高等学校、カリフォルニア州立大学フラトン校を経て、2001年のMLBドラフト3巡目でヒューストン・アストロズから指名されプロ入り。A級レキシントン・レジェンズではリリーフとして非凡な才能を発揮し、防御率1.17、奪三振率11.7という驚異的な数字を残しました。

2002年6月18日にはミルウォーキー・ブルワーズ戦でメジャーデビュー。初登板はほろ苦い結果となりましたが、その1週間後にはピッツバーグ・パイレーツ戦でメジャー初完封を達成。7月にはルーキー・オブ・ザ・マンスに選出されるなど、鮮烈な印象を残しました。

2003年には、ニューヨーク・ヤンキース戦で6投手による継投ノーヒットノーランの一員として登板。メジャーでは36試合に登板し、防御率4.93の成績を記録しました。

アスレティックス時代 (2004 - 2006)

2004年、チャド・ハービルとのトレードでオークランド・アスレティックスへ移籍。2005年には27試合に先発し、自身初の2桁勝利となる10勝を挙げました。守備力を生かしたピッチングでチームに貢献しました。

2006年には、第1回WBCのオランダ代表候補に選ばれましたが、出場は辞退。レギュラーシーズンでは先発・リリーフの両方で登板し、7勝7敗2セーブの成績を残しました。

レッズ時代 (2007)

2007年、デービッド・シェイファーとのトレードでシンシナティ・レッズへ移籍。34試合に登板しましたが、防御率は7.17と振るわず、同年FAとなりました。

2度目のアスレティックス時代 (2008)

2008年、古巣のアスレティックスと契約。8試合に登板し、防御率5.47の成績を残しました。同年FAとなり、メジャーでのプレーはこれが最後となりました。

インディアンス時代と引退 (2009)

2009年、クリーブランド・インディアンスと契約。AAA級コロンバス・クリッパーズで15試合に先発しましたが、メジャー昇格は叶わず、オフにFAとなりました。

現役引退後、サールースは母校のカリフォルニア州立大学フラトン校でコーチを務め、2020年時点ではテキサス・クリスチャン大学でコーチを務めています。2019年には、アリゾナ・ダイヤモンドバックスからコーチのオファーがありましたが、辞退しています。

プレースタイル

ゴロを打たせるピッチングが持ち味で、高い守備力を生かしてピンチを脱することも多い投手でした。

年度別投手成績

(年度別投手成績は省略)

背番号

50 (2002年)
23 (2003年)
31 (2004年 - 2006年)
35 (2007年)
* 21 (2008年)

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