カーリー・ガリクソン

カーリー・ガリクソン：テニスと野球一家に育まれた才能

カーリー・ガリクソン（Carly Gullickson, 1986年11月26日 - ）は、アメリカ・オハイオ州シンシナティ出身の元女子プロテニス選手です。彼女は、2009年の全米オープン混合ダブルスで、同じアメリカのトラビス・パロットとペアを組んで見事優勝を果たしました。WTAツアーでは、シングルスでの優勝こそありませんが、ダブルスで2勝を挙げています。自己最高ランキングはシングルス123位、ダブルス52位。

プレースタイルと家族

ガリクソンは、サーブ・アンド・ボレーを得意とするプレースタイルで知られています。彼女の父親は、元メジャーリーガーのビル・ガリクソンであり、読売ジャイアンツでも活躍した名投手です。また、妹のチェルシー・ガリクソンも、ジョージア大学でテニス選手として活躍し、NCAA女子テニス選手権で優勝するなど、テニス一家として知られています。

プロとしてのキャリア

母親の勧めで9歳からテニスを始めたガリクソンは、2001年に選手活動を開始し、2003年にプロ転向。同年にはウィンブルドンで4大大会に初出場を果たしました。4大大会の女子シングルスには5度出場していますが、残念ながら全て初戦敗退となっています。

ダブルスでの活躍

ガリクソンは、女子ツアーのダブルスで才能を発揮し、2004年と2006年のカナダ・ケベックシティ大会で2度の優勝を果たしました。4大大会女子ダブルスでは、全米オープンで2008年と2009年の2年連続で3回戦に進出しています。

全米オープン混合ダブルス優勝

2009年全米オープンの混合ダブルスでは、トラビス・パロットと急遽ペアを組んで出場。主催者推薦での出場でしたが、準々決勝で第3シード、準決勝で第1シードを破る快進撃を見せました。決勝では、第2シードのペアをストレートで下し、見事優勝を果たしました。

その後

ガリクソンは、2010年のケベックシティ大会を最後にシングルスへの出場はなく、ダブルスに専念。2011年7月に結婚し、一時テニスから離れましたが、2012年3月に復帰。しかし、2012年5月以降は大会への出場はありません。

WTAツアー決勝進出結果

ダブルス: 3回 (2勝1敗)

4大大会シングルス成績

[略語の説明]

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

脚注

外部リンク

カーリー・ガリクソン - WTAツアーのプロフィール （英語）
カーリー・ガリクソン - 国際テニス連盟

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