ローリー・マクドナルド

ローリー・マクドナルド

ローリー・マクドナルド（Rory MacDonald、1989年7月22日生まれ）は、カナダのブリティッシュコロンビア州ケンズネル出身の元総合格闘家です。彼はトリスタージムに所属し、Bellatorでのウェルター級王者として名を馳せました。

格闘技との出会い

マクドナルドはまだ幼い6歳の頃、テレビでUFCの試合を観て格闘技に興味を持ちました。その後、14歳でトーシドーMMAにて総合格闘技の練習を始め、2005年には16歳でプロデビューを果たしました。早い段階からの挑戦が、彼のその後の活躍へとつながっていきます。

KOTCでの成功

マクドナルドは2007年12月15日にKOTC Canadaのライト級王座決定戦でケイジャン・ジョンソンと対戦し、TKO勝ちを収めて18歳で王座を獲得しました。続いて、2008年11月28日にはKOTC世界ライト級タイトルマッチで王者クレイ・フレンチに挑み、KO勝ちを果たして19歳にして再びタイトルを手にしました。この成功は彼のキャリアの基盤となります。

UFCでの挑戦

2010年にはUFCに初参戦、UFC Fight Nightでマイク・ガイモンに勝利を収め、その後の試合でも数々の名勝負を経験します。UFC 115ではカーロス・コンディットとの激闘があり、惜しくもTKO負けを喫したものの、試合はファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞しました。2012年にはBJ・ペンと対戦し、圧倒的な試合内容で判定勝ちを収め、再戦をアピールしました。

2015年にはUFC 189で王者ロビー・ローラーに挑戦しました。この試合は激しい内容で、結果は5RのTKO負けでしたが、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞し、2015年のファイト・オブ・ザ・イヤーにも選ばれました。さらにこの試合は2023年にUFC殿堂入りを果たすことにもつながりました。

Bellatorでの新たな挑戦

2018年、マクドナルドはBellatorに移籍し、同年1月にはBellator世界ウェルター級タイトルマッチで王者ドゥグラス・リマに挑戦し、勝利を収め王座を獲得しました。彼はその後もタイトル防衛戦を行い、成功を収めましたが、2019年10月にはドゥグラス・リマとの再戦で判定負けを喫し、タイトルを失いました。

PFLへの移籍と引退

2019年12月にはPFLと契約を結び、2021年には初試合で勝利を収めましたが、その後の試合では苦戦を強いられ、2022年には右ストレートでTKO負けを経験し、名実ともに引退を決意しました。

戦績とタイトル

マクドナルドはキャリアの中でKOTCライト級王座やBellatorウェルター級王座を含む数々のタイトルを獲得し、UFCでもファイト・オブ・ザ・ナイトなどの数多くの表彰を受けるなど、その技術の高さとファイトスタイルで多くのファンに支持されてきました。

彼の未來の活動や引退後の展望には、多くのファンが注目しています。

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